宮城県感染症発生動向調査情報(第 30 週)

宮城県【 平成25 年 08 月 01 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2013.7.22 〜 7.28 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ― 今週の全数報告疾病 ― ※男児、女児は6歳未満
1類感染症:報告なし    
2類感染症:結核 塩釜管内 男性 2名
         大崎管内 男性 1名
         栗原管内 男性 1名
         石巻管内 男性 1名、女性 3名
         仙台管内 女性 1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌
     (O26)  仙台管内 女性 2名
     (O157) 栗原管内 女性 1名
         仙台管内 男性 6名、女性 2名
     (O18)  仙南管内 男性 1名
4類感染症:レジオネラ症
         塩釜管内 男性 1名
         仙台管内 男性 2名、女性 1名
5類感染症:アメーバ赤痢
         仙台管内 男性 1名
      クロイツフェルト・ヤコブ病
         石巻管内 男性 1名(第29週)
      後天性免疫不全症候群
         仙台管内 男性 1名
      梅毒 仙台管内 男性 1名
      風しん
       塩釜管内 男性 1名(第29週,検査診断例)
       大崎管内 男児*1名(検査診断例)
       石巻管内 男性 1名(検査診断例)

 ― 今週の感染症のコメント ―
[流行性耳下腺炎]:気仙沼管内で警報値を越えた。
[手足口病]   :仙南管内で警報値を越えた。
[伝染性紅斑]  :気仙沼管内で警報値を越えた。
[ヘルパンギーナ]:栗原管内で警報値を超えた。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]:石巻管内で警報値を越え
              た。
[風しん]:今週あらたに3例の報告があり、2013年の累
      積報告数は97例となった。

咽頭結膜熱

3

1

3

 

 

 

 

10

17

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

8

19

2

1

8

40

 

23

101

感染性胃腸炎

8

14

11

12

18

7

1

81

152

水痘

4

13

3

5

5

4

1

12

47

手足口病

34

39

13

8

3

3

1

101

202

伝染性紅斑

1

4

 

 

 

 

6

8

19

 

突発性発疹

4

4

3

1

2

4

 

17

35

百日咳

1

 

 

 

 

 

 

1

2

 

ヘルパンギーナ

16

37

8

15

9

29

2

76

192

流行性耳下腺炎

 

3

5

2

2

2

14

11

39

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

2

 

 

 

 

 

2

4

 

RSウイルス感染症

 

3

 

 

 

7

 

10

20

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

6

11

 

 

 

12

5

34

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

7

7

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

7

7

 

[ウイルス分離状況] 7.15(第29週) 〜 7.28(第30週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

14

 

 

1

3

 

 

 

梅雨が長びき、乳幼児にRSウィルス感染症による細気管支炎が目立ちます。高熱持続と咳込み、喘鳴が特徴です。
                                                                             (コメント:永井小児科医院 永井幸夫)