宮城県感染症発生動向調査情報(第 19 週)

宮城県【 平成21 年 05 月 14 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2009.5.4 〜 5.10 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

17

10

19

7

14

10

41

18

136

― 今週の全数報告疾病 ―
1類感染症:報告なし
2類感染症:結核
       仙台管内   男性 1名
3類感染症:報告なし
4類感染症:報告なし
5類感染症:破傷風
       仙台管内   男性 1名(第18週)
      ジアルジア症
       塩釜管内   女性 1名(第18週)

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―
[破傷風]
 破傷風菌の産生する神経毒素による痙攣が主症状の感染症で、破傷風菌は土壌中に広く存在し創傷部位から体内に入るとされている。日本では1968年よりジフテリア・百日咳・破傷風混合ワクチン(DTP)の定期予防接種が開始されてから患者・死亡者数は共に減少している。しかしながら、40歳以上の年齢群はこの定期接種が開始される以前に出生しており、最近の患者の多くは中高齢者である。県でも今年85歳と57歳の男性2例(県1名、仙台市1名)の届出があり、農作業や傷ついた手によるいじりが感染の原因と考えられている。破傷風はヒトからヒトへ伝播することはないが適切な治療がなされないと致死的であるので注意が必要である。

[ジアルジア症]
 原虫(Giardia lamblia) の感染によって引き起こされる下痢性疾患であり、感染経路はいわゆる糞‐口感染で、人と人の接触や食品・飲料水を介した集団感染も発生している。日本で見られるジアルジア症の多くは発展途上国からの帰国者(来日者)であり、帰国者の下痢患者での検出率が高いとされる。しかしながら最近では男性同性愛者やHIV 感染者に原虫が見されたこともあり、再興感染症の1つとしての認識が求められている。第18週に報告された患者は海外渡航者であった。

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

2

 

2

5

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

23

7

 

2

11

 

26

70

感染性胃腸炎

68

46

27

11

28

50

19

148

397

水痘

3

4

11

 

5

12

4

44

83

手足口病

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

伝染性紅斑

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

突発性発疹

2

1

4

 

2

1

2

7

19

百日咳

 

 

 

 

1

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

3

 

 

1

 

 

4

10

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

9

5

1

1

1

1

9

7

34

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

6

6

 

[ウイルス分離状況] 4.27(第18週) 〜 5.10(第19週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

4

 

 

 

 

 

 

1