宮城県感染症発生動向調査情報(第 21 週)

宮城県【 平成19 年 5 月 31 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2007.5.21 〜 5.27 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

10

7

22

3

28

143

15

51

279

      ― 今週の全数報告疾病 ―
1類感染症:報告なし
2類感染症:報告なし
3類感染症:報告なし
4類感染症:報告なし
5類感染症:ウイルス性肝炎(B型)
        仙台管内 男性 1名

― 宮城県感染症対策委員会情報解析部会 ―

[インフルエンザ]
 石巻管内で注意報値を超えた。
 報告数の多かった医療機関ではB型が多くみられた。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 登米管内で警報値を超えた。
[伝染性紅斑]
 大崎、栗原、石巻、気仙沼管内で警報継続中。
[麻疹]
 仙台管内で注意報値を超えた。

【麻疹】
 定点医療機関の報告によれば、第21週は麻疹17件、成人麻疹15件が仙台市を中心として報告され依然として増加している。引き続き今後の動向に注意を要する。
 なお、麻疹は麻疹ウイルスの感染によっておこる感染症で、このウイルスは感染力がとても強く、重症な場合には肺炎や脳炎を合併することもある。成人麻疹は15歳以上(平成18年4月1日より届出基準が変更)の成人にみられる急性麻疹ウイルス染症で、一般的に種々の合併症を併発して重症化しやすいとされる。

 詳細は宮城県保健福祉部健康対策課ホームページへhttp://www.pref.miyagi.jp/kentai/kansensho/mashin2.htm

咽頭結膜熱

 

15

4

2

2

3

 

3

29

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

5

22

10

3

16

13

 

54

123

感染性胃腸炎

30

58

24

14

24

37

15

241

443

水痘

3

23

5

1

3

12

6

51

104

手足口病

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

伝染性紅斑

6

10

8

4

4

13

17

30

92

突発性発疹

2

7

6

1

4

5

3

25

53

百日咳

 

 

 

 

1

 

 

 

1

 

風疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

 

4

 

 

1

 

1

6

 

麻疹

 

2

1

 

 

 

 

14

17

 

流行性耳下腺炎

1

6

 

5

7

 

2

24

45

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

19

 

3

 

16

1

2

42

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

1

 

 

 

 

14

15

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

10

10

 

[ウイルス分離状況] 5.14(第20週) 〜 5.27(第21週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

7

 

 

 

 

2