宮城県感染症発生動向調査情報(第 52 週)

宮城県【 平成19 年 1 月 9 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2006.12.25 〜 12.31 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

1

 

 

 

3

4

 

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:報告なし
3類感染症:腸管性出血性大腸菌症(O157)(第50週)
             石巻管内 男性 1名
4類感染症:報告なし
5類感染症:アメーバ赤痢 仙台管内 男性 1名

−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−

[咽頭結膜熱]
 登米管内で警報継続中。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜、登米、栗原管内で警報継続中。
[感染性胃腸炎]
 仙南、塩釜、大崎、登米、石巻、仙台管内で警報継続中。
[水痘]
 大崎管内で警報継続中。石巻、仙台管内で注意報継続中。
[伝染性紅斑]
 登米管内で警報継続中。石巻管内で警報値を超えた。
[流行性耳下腺炎]
 登米管内で警報継続中。栗原管内で注意報値を超えた。

[感染性胃腸炎]
 県内で第47週から急増した感染性胃腸炎患者からノロウイルスGU/4遺伝子が検出された。遺伝子解析の結果、これらは前年までに国内外で流行した株とは異なったクラスターに分類された。更なる詳細な分子疫学解析が必要であるが、この株による今後の流行には十分な警戒を要する。
(国立感染症研究所・感染症情報センターIASR 病原微生物検出情報 速報記事より)

咽頭結膜熱

9

11

 

 

4

4

 

2

30

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

24

9

8

16

11

 

34

103

感染性胃腸炎

172

231

65

23

82

108

25

510

1216

水痘

16

32

33

2

2

36

6

127

254

手足口病

 

 

1

 

 

3

 

5

9

 

伝染性紅斑

1

8

1

1

31

15

 

12

69

突発性発疹

4

7

4

1

1

10

3

12

42

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

1

 

 

3

 

2

2

8

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

6

10

4

10

28

 

3

33

94

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

RSウイルス感染症

1

6

1

1

30

 

 

49

88

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

21

1

1

2

15

2

24

72

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

2

 

 

2

5

 

[ウイルス分離状況] 12.18(第51週) 〜 12.31(第52週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

24

 

 

6

 

 

1

 

年末、RSウイルスによる細気管支炎や肺炎が乳児に多くみられました。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)