宮城県感染症発生動向調査情報（第 50 週）

宮城県【 平成18 年 12 月 21 日 】発行　情報収集：宮城県保健環境センター
― 2006.12.11 〜 12.17 患者発生数（定点医療機関） ―
（【傾向の凡例】◎：今後の情報に十分注意　○：今後の情報に留意　レ：減少傾向）

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

　

　

　

　

　

　

　

4

4

　

−全数報告疾病−
１類感染症：報告なし
２類感染症：報告なし
３類感染症：報告なし
４類感染症：レプトスピラ症　　仙台管内　男性１名
５類感染症：報告なし

−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−

[咽頭結膜熱]
　登米管内で警報値を超えた。
[Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎］
　栗原管内で警報継続中。
塩釜管内で警報値を超えた。
[感染性胃腸炎]
　全ての管内で警報継続中。
　*報告患者数は1994年以来最高に達した。今後の動向に
注意。
[水痘]
　大崎管内で警報継続中。
塩釜、石巻、仙台管内で注意報値を超えた。
[伝染性紅斑]
　登米管内で警報継続中。
[流行性耳下腺炎］
　登米管内で警報継続中。
栗原管内で注意報継続中。

　*警報基準値が一部変更になりました。

[RSウイルス感染症について]
登米管内で報告患者数が急増しており、仙台医療センターウイルスセンターでも患者からRSウイルスの分離ならびに迅速診断による検出が多数にのぼっている。今後の動向に注意を要する。　

咽頭結膜熱

9

7

1

　

8

3

　

2

30

○

Ａ群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

41

1

6

15

5

　

45

116

◎

感染性胃腸炎

223

299

161

62

135

174

128

876

2058

◎

水痘

8

53

37

　

8

30

7

132

275

◎

手足口病

1

2

3

1

1

4

3

2

17

　

伝染性紅斑

2

11

　

2

23

4

1

10

53

○

突発性発疹

2

3

4

1

3

1

3

22

39

○

百日咳

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

風疹

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

ヘルパンギーナ

　

5

　

1

　

1

　

2

9

　

麻疹

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

流行性耳下腺炎

12

13

7

8

41

　

8

19

108

◎

急性出血性結膜炎

　

　

　

　

　

　

　

4

4

　

流行性角結膜炎

　

1

　

　

　

　

　

　

1

　

ＲＳウイルス感染症

　

1

2

　

36

　

　

10

49

　

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

　

　

　

　

　

　

　

1

1

　

無菌性髄膜炎

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

マイコプラズマ肺炎

5

27

7

　

4

23

9

24

99

　

クラミジア肺炎(オウム病除く)

　

　

　

　

　

　

　

1

1

　

成人麻疹

　

　

　

　

　

　

　

　

　

　

川崎病

　

　

　

　

　

　

　

1

1

　

不明の発疹性疾患

　

　

2

　

1

　

　

5

8

　

[ウイルス分離状況] 12.4(第49週) 〜 12.17(第50週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

　

6

5

　

　

1

　

　

1

　

12月中旬から、ＲＳウイルスによる細気管支炎の流行（乳幼児）が目立ってきました。（コメント：永井小児科医院 永井幸夫）