宮城県感染症発生動向調査情報(第 39 週)

宮城県【 平成17 年 10 月 5 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.9.26 〜 10.2 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢
       気仙沼管内 男性1名 女性1名
3類感染症:報告なし
4類感染症:報告なし
5類感染症:アメーバ赤痢 石巻管内 男性1名
      梅毒     仙台管内 男性1名
      クロイツフェルト・ヤコブ病
        仙台管内 男性1名 女性1名



−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−

[手足口病]
 気仙沼管内で警報継続中である。今しばらく注意が必要。

[流行性耳下腺炎]
 第18週から警報継続中である石巻管内に加えて、大崎、登米、仙台管内でも増加した。石巻管内では、第27週の76人をピークに流行している。過去のデータでは、晩秋にかけても報告数が多くなる傾向にあり、今後も同地区を中心に注意が必要である。

 **[流行性耳下腺炎]**
 2〜3週間の潜伏期間を経て発症し、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするムンプスウイルスによる感染症である。好発年齢は3〜6才で約60%を占めている。1993年のMMRワクチン中止以降、3〜4年周期で患者の増加が見られる。全国では2001年に過去10年間で最も多い報告数であった。県内では2001年〜2002年にかけて流行が認められた。
(IDWR:2003年第53号、感染症の話から)

咽頭結膜熱

1

 

 

 

 

 

1

6

8

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

14

 

2

 

3

 

25

47

感染性胃腸炎

19

18

4

7

10

7

4

82

151

水痘

1

2

 

 

 

1

4

20

28

手足口病

2

20

3

 

 

 

7

13

45

伝染性紅斑

 

2

 

 

 

2

1

10

15

 

突発性発疹

2

5

5

1

3

3

4

23

46

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

1

 

 

 

2

2

 

4

9

麻疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

 

10

10

 

3

30

 

13

66

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

20

20

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

11

 

1

2

 

 

18

33

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

1

 

 

 

 

 

 

9

10

 

[ウイルス分離状況] 9.20(第39週) 〜 9.30(第40週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

2

 

 

 

1