宮城県感染症発生動向調査情報(第 29 週)

宮城県【 平成17 年 7 月 27 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.7.18 〜 7.24 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−1類・2類・5類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
 仙南管内 女児1名 女性1名 仙台管内 女性1名
4類感染症:レジオネラ症    仙台管内 女性1名

−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[水痘]仙南管内では急増し警報値、登米管内で注意報値を超え、県全体でも倍増した。注意が必要。
[ヘルパンギーナ]塩釜、大崎、栗原、登米、石巻、仙台管内で警報継続中である。十分な注意が必要。
[手足口病]警報継続中の気仙沼管内に加え、塩釜、大崎、登米、石巻管内でも増加した。今後の動向に注意。
[咽頭結膜熱]大崎管内で警報継続中である。注意が必要。
[流行性耳下腺炎]石巻管内で警報継続中である。今後の動向に注意。

【病原体検出情報】〜宮城県保健環境センター〜
・感染性胃腸炎患者より
  塩釜管内 27週採取分 ノロウイルス 1件
・仙台市内の小児の検体からAソ連型(H1)のウイルスが1件分離されている。また、相変わらずパラインフルエンザウイルスの分離が多い。(仙台医療センター)

<<STD 発生動向調査情報(月報) 6月>>
 宮城県【平成17年 7月23日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         22  43
性器ヘルペスウイルス感染症       7   7
尖圭コンジローマ           14  10
淋菌感染症              15   6
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  18  19
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     10   4
薬剤耐性緑膿菌感染症          1   0

咽頭結膜熱

 

 

28

2

 

 

 

23

53

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

6

1

 

2

8

 

14

31

感染性胃腸炎

28

23

3

8

8

20

3

101

194

水痘

35

20

12

5

13

18

3

53

159

手足口病

4

26

7

3

8

25

118

45

236

伝染性紅斑

 

5

1

 

2

1

 

11

20

突発性発疹

3

13

10

1

1

3

4

15

50

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

7

65

20

20

24

57

10

232

435

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

10

6

1

 

55

 

21

95

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

流行性角結膜炎

 

 

1

 

 

1

 

4

6

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

10

10

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

26

 

 

1

 

 

6

36

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

1

 

9

10

 

[ウイルス分離状況] 7.11(第29週) 〜 7.22(第30週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

6

2

 

 

3

1

 

 

 

高熱が数日持続し、咳嗽や喘鳴がみられ、急性気管支炎あるいは急性肺炎と診断される乳幼児の多くはパラインフルエンザウイルス(3型)によるものです。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)