宮城県感染症発生動向調査情報(第 22 週)

宮城県【 平成17 年 6 月 8 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.5.30 〜 6.5 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

1

 

 

 

2

1

 

3

7

 

−全数報告疾病−
1類・2類・3類・4類・5類感染症:報告なし

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[咽頭結膜熱]
 栗原管内で警報値を超えた。今後の動向に注意。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 栗原管内で警報継続中に加え、石巻管内で警報値を超えた。注意が必要。
[水痘]
 大崎管内で注意報値を超えた。今後の動向に注意。
[手足口病]
 警報継続中の気仙沼管内に加えて、大崎管内でも増加した。今後の動向に注意。
[伝染性紅班]
 石巻管内で警報値を超えた。今後の動向に注意。
[流行性耳下腺炎]
 警報継続中の石巻管内で再び増加した。今後の動向に注意。

【病原体検出情報】〜宮城県保健環境センター〜
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者より
  栗原管内 21週採取分
    A群溶血性レンサ球菌T-3型 2件
              T-4型 2件
・感染性胃腸炎患者より
  塩釜管内(岩沼) 21週採取分 ノロウィルス 1件


    ※※ 「水痘」について ※※
 水痘ウィルスによる感染症で、発熱と全身の水疱が主症状である。感染力が強く集団生活をしている子供達の間で流行する。潜伏期間は約2週間。例年11月から増加し始め、1〜2月にやや減少後、5〜6月に再増加し、8〜10月に減少する。予防は、感染源との接触を避けることが基本であるが、任意接種の弱毒化生ワクチンがある。

咽頭結膜熱

1

 

 

5

 

 

 

10

16

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

20

2

9

7

30

 

30

99

感染性胃腸炎

45

58

7

9

38

39

22

261

479

水痘

7

14

30

 

4

12

4

41

112

手足口病

2

5

13

1

 

1

24

5

51

伝染性紅斑

1

5

1

 

1

14

1

21

44

突発性発疹

4

5

6

1

1

8

7

29

61

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

12

2

1

 

3

5

5

28

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

6

2

1

1

43

1

13

67

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

5

 

1

6

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

15

 

 

1

 

 

12

33

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

5

6

 

[ウイルス分離状況] 5.23(第22週) 〜 6.3(第23週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

3

 

1

 

 

8

4