宮城県感染症発生動向調査情報(第 13 週)

宮城県【 平成17 年 4 月 6 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.3.28 〜 4.3 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

57

170

79

104

67

115

91

501

1184

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢 登米管内 女性1名
3類感染症:報告なし
4類感染症:報告なし
5類感染症:報告なし


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]
 先週よりもさらに減少したが、いまだ仙南及び大崎管内を除き警報継続基準値を越えている。引き続き注意が必要。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 石巻管内では10週連続して警報レベルを越えている。注意が必要。

[風疹]
 風疹は、発熱、発疹、リンパ節腫脹を特徴とする主に小児のウイルス性発疹症である。妊婦が感染した場合、先天性風疹症候群の出生の恐れがあり、昨年全国で10例確認された。県内では過去数年、この時期から風疹の発生があるので、しばらくの間注意が必要。

【病原体検出情報】〜宮城県保健環境センター〜
・インフルエンザ患者より
  栗原管内 12週採取分 AH3(A香港)型1件
  塩釜(岩沼)管内 13週採取分
        AH3(A香港)型5件、B型2件
・胃腸炎患者より
  塩釜(岩沼)管内 12週採取分 ロタウイルス1件


[お詫び]第12週に仙南管内で報告のあった1件の無菌性髄膜炎の患者はマイコプラズマ肺炎の間違いでした。

咽頭結膜熱

1

 

 

 

 

 

 

2

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

19

2

3

3

15

 

22

65

感染性胃腸炎

13

52

13

7

10

28

23

97

243

水痘

1

33

14

2

6

12

6

25

99

手足口病

4

3

1

 

 

2

 

3

13

 

伝染性紅斑

 

 

1

 

2

1

1

10

15

 

突発性発疹

1

1

1

3

1

6

2

24

39

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

2

 

 

 

 

 

2

 

ヘルパンギーナ

 

 

3

 

 

1

 

1

5

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性耳下腺炎

 

3

 

1

2

8

 

5

19

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

2

 

 

2

 

流行性角結膜炎

 

4

 

 

 

1

 

1

6

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

4

 

 

 

1

 

 

6

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

[ウイルス分離状況] 3.22(第13週) 〜 4.1(第14週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

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