宮城県感染症発生動向調査情報(第 9 週)

宮城県【 平成17 年 3 月 9 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.2.28 〜 3.6 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

343

816

579

263

327

365

256

2468

5417

−全数報告疾病−
1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 大崎管内 男児1名
5類感染症:アメーバ赤痢 仙台管内 男性1名

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]全管内で警報値を越え、全体でも過去10年間で最も多かった1998年のピーク(第6週 59.89)に次ぐものである。なお、国立感染症情報センターの第7週の情報によると、すべての都道府県において警報レベルに達している。十分な注意が必要。
[感染性胃腸炎]5週連続して減少しているが、いまだ登米・気仙沼管内では警報レベルを越えている。引き続き注意が必要。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]石巻管内では6週連続して警報レベルを越えている。注意が必要。
[水痘]大崎・気仙沼管内で注意報レベルを越えた。今後の動向に注意。

【病原体検出情報】〜宮城県保健環境センター〜
・インフルエンザ様患者より
 栗原管内 8週採取分   B型2件
 大崎管内 7〜8週採取分 B型3件 
             A群溶血性レンサ球菌1件
 塩釜管内 5〜7週採取分 AH1(Aソ連)型2件
                     B型1件
             A群溶血性レンサ球菌1件
 塩釜(岩沼)管内 5〜6週採取分
             AH1(Aソ連)型、B型各1件

・感染性胃腸炎患者より
 塩釜管内  9週採取分  ロタウイルス1件
 塩釜(岩沼)管内 9週採取分 
         ロタウイルス、ノロウイルス各1件

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

6

19

6

10

6

17

 

57

121

感染性胃腸炎

57

96

21

19

69

56

42

230

590

水痘

2

21

21

1

8

13

12

28

106

手足口病

 

 

3

 

3

1

13

6

26

伝染性紅斑

2

3

1

 

1

1

2

11

21

突発性発疹

2

8

4

 

1

9

3

20

47

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

3

1

 

1

4

1

9

21

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

2

 

 

 

3

 

2

7

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

4

2

 

 

3

 

4

14

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

9

10

 

[ウイルス分離状況] 2.21(第9週) 〜 3.4(第10週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

180

 

 

 

 

 

1

 

1