宮城県感染症発生動向調査情報(第 7 週)

宮城県【 平成17 年 2 月 23 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.2.14 〜 2.20 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

59

396

341

84

141

164

145

1229

2559

−全数報告疾病−
1類・2類・3類・4類感染症:報告なし
5類感染症:       梅毒 大崎管内 女性1名
   バンコマイシン耐性腸球菌感染症 栗原管内 女性1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[インフルエンザ]先週と比較して倍増し、仙南管内を除き注意報値を越えている。特に大崎管内では警報値を大幅に越えた。4〜6週にかけて3種類のウイルスが検出されており、十分な注意が必要。
[感染性胃腸炎]減少傾向が続いているが、登米・気仙沼管内で警報レベルを越えている。引き続き注意が必要。
[水痘]大崎管内で注意報レベルを超えた。注意が必要。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]石巻管内では4週連続して警報レベルを越えている。注意が必要。


【病原体検出情報】〜宮城県保健環境センター〜
・インフルエンザ様患者より
 気仙沼管内
     5,6週採取分 AH1(Aソ連型)3件 B型1件
 登米管内 6週採取分 AH1(Aソ連型) B型 各1件
 塩釜管内 4週採取分 AH1(Aソ連型)3件
      5週採取分 AH1(Aソ連型)1件 B型1件
             A群溶血性レンサ球菌2件
 塩釜(岩沼)管内 5週採取分       B型4件
             A群溶血性レンサ球菌2件
      6週採取分 AH3(A香港型)1件 B型5件
 仙南管内 6週採取分          B型1件
・感染性胃腸炎患者より
 塩釜管内 4,5週採取分 ノロウイルス(G2型)6件
 仙南管内 6週採取分   ノロウイルス(G2型)1件

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

5

6

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

25

9

1

5

14

 

65

119

感染性胃腸炎

58

105

16

27

66

60

69

381

782

水痘

3

24

25

3

8

14

3

47

127

手足口病

 

1

 

1

1

1

12

9

25

伝染性紅斑

2

4

2

 

 

 

 

13

21

突発性発疹

1

5

2

1

1

2

1

20

33

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

1

7

1

 

6

 

2

2

19

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

1

2

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

2

1

 

 

2

 

 

6

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

[ウイルス分離状況] 2.7(第7週) 〜 2.18(第8週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

70

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インフルエンザA型、B型が同時流行している小学校や幼稚園が増えてきました。御注意下さい。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)