宮城県感染症発生動向調査情報(第 49 週)

宮城県【 平成17 年 12 月 14 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.12.5 〜 12.11 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

3

7

91

16

 

1

 

66

184

−全数報告疾病−
1類・2類・3類・5類感染症:報告なし
4類感染症:つつが虫病 仙南管内 女性1名
            大崎管内 男性2名


−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[インフルエンザ]
 AH3(A香港型)が検出された大崎管内で注意報値を超えた。登米、気仙沼管内を除き報告されている。注意が必要。
[感染性胃腸炎]
 警報継続中である登米管内に加えて、仙台管内でも警報値を超えた。全県的にも増加しており、注意が必要。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 石巻管内で増加し、警報値を超えた。今後の動向に注意。
[水痘]
 注意報継続中の登米管内で、警報値を超えた。注意が必要。
[RSウイルス感染症]
 継続してウイルスが検出されている仙台管内で増加した。今後の動向に注意。


【病原体検出情報】  〜保健環境センター〜
・感染性胃腸炎患者より
  塩釜(岩沼)管内
    47週採取分 アデノウイルス41型 1件
          ノロウイルス    2件
    48週採取分 ノロウイルス    2件
  仙南管内
    49週採取分 ノロウイルス    5件
・インフルエンザ患者より
  大崎管内
    50週採取分 AH3(A香港型)   3件

咽頭結膜熱

 

1

 

1

 

3

 

11

16

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

24

 

6

4

33

 

40

110

感染性胃腸炎

59

157

33

40

73

70

42

611

1085

水痘

2

25

7

1

21

17

10

47

130

手足口病

 

 

 

4

 

 

 

1

5

 

伝染性紅斑

1

 

 

 

1

 

 

6

8

 

突発性発疹

1

8

3

1

1

3

1

23

41

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

1

1

 

 

2

 

 

 

4

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

18

10

 

5

58

 

43

134

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルス感染症

 

1

 

 

 

 

 

38

39

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

マイコプラズマ肺炎

6

8

1

1

5

5

 

44

70

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

1

 

 

 

2

3

 

[ウイルス分離状況] 11.28(第49週) 〜 12.9(第50週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

3

 

6

 

 

7

 

 

 

 

インフルエンザの流行に御注意下さい。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)