宮城県感染症発生動向調査情報(第 51 週)

宮城県【 平成17 年 12 月 28 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2005.12.19 〜 12.25 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

13

118

125

32

17

44

9

297

655

−全数報告疾病−
1類・2類・3類・4類・5類感染症:報告なし

−宮城県感染症対策委員会情報解析部会−
[インフルエンザ]
 全管内で増加している。特に大崎管内では注意報継続中である。注意が必要。
[感染性胃腸炎]
 警報継続中である登米、石巻、気仙沼管内、仙台市に加え、仙南管内でも警報値を超えた。注意が必要。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 登米管内で急増し、警報値を超えた。
[水痘]
 気仙沼管内で、注意報値を超え、塩釜管内でも急増した。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内では警報継続中。大崎管内で注意報値を超えた。

【病原体検出情報】 〜保健環境センター〜
・感染性胃腸炎患者より
  気仙沼管内 50週採取分 ノロウイルス 1件
  登米管内  50,51週採取分 ノロウイルス 2件
  塩釜(岩沼)管内 48週採取分 アデノウイルス41型 1件
               サポウイルス 1件
  仙南管内  50,51週採取分 ノロウイルス 4件
・A群溶血性レンサ球菌咽頭炎患者より
  登米管内 51週採取分 A群溶血性レンサ球菌 1件

 ** 感染性胃腸炎 **
 県内では小学校や高齢者施設でノロウイルスによる胃腸炎の集団発生が複数確認されている。ノロウイルスは感染力が強く経口感染や嘔吐物からのエアロゾルによる感染もある。予防には手洗いの徹底や嘔吐物・下痢便の適切な処理が重要である。

咽頭結膜熱

 

 

 

1

1

 

 

1

3

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

8

16

 

3

22

8

 

50

107

感染性胃腸炎

116

187

40

20

55

88

70

545

1121

水痘

3

32

8

 

8

18

19

73

161

手足口病

 

1

 

2

 

 

 

1

4

 

伝染性紅斑

1

3

 

 

 

 

 

9

13

 

突発性発疹

3

12

3

1

 

3

1

12

35

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

2

 

1

3

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

21

15

 

4

65

1

37

143

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルス感染症

 

1

 

 

12

 

 

18

31

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

7

1

3

4

 

3

15

37

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

1

 

 

 

 

 

 

3

4

 

[ウイルス分離状況] 12.12(第51週) 〜 12.25(第52週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

16

 

7

 

 

10

1

 

2

1