宮城県感染症発生動向調査情報(第 33 週)

宮城県【 平成16 年 8 月 18 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.8.9 〜 8.15 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病− 1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
   仙南管内 女性1名 男児1名 女児2名
   栗原管内 女性1名 男児1名 女児1名
   登米管内 女児1名
   仙台管内 男性1名 男児2名
5類感染症:アメーバ赤痢 仙台管内 男性1名
 クロイツフェルト・ヤコブ病 仙台管内 女性1名

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[腸管出血性大腸菌感染症]今週の報告では、11件中10件がO26 VT1であった。全国的にはO157 VT1・VT2、O157 VT2、O26 VT1の順に報告が多い。集団感染事例も発生しており、十分な注意が必要。
[ヘルパンギーナ]例年どおり第31週をピークに減少しているが、栗原管内では警報発令中。注意が必要。
[咽頭結膜熱]減少期を迎えたものの例年よりも多い状態が続いている。大崎・登米・仙台管内では依然として警報発令中。もうしばらく注意が必要。
[麻疹]26週以降報告はなかったが、登米管内で注意報が発令された。今後の動向に注意。
【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 検出なし

<<STD 発生動向調査情報(月報) 7月>>
 宮城県【平成16年 8月21日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         36  53
性器ヘルペスウイルス感染症       7  10
尖圭コンジローマ           21   6
淋菌感染症              19   2
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  22  22
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症      5   5
薬剤耐性緑膿菌感染症          5   4

咽頭結膜熱

1

2

10

1

18

 

 

13

45

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

5

 

 

2

2

 

19

28

感染性胃腸炎

6

23

8

12

12

17

7

62

147

水痘

4

6

 

2

4

3

1

7

27

手足口病

 

3

10

 

 

 

2

2

17

伝染性紅斑

1

7

 

 

 

 

 

6

14

突発性発疹

5

16

5

2

2

7

9

13

59

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

2

47

3

24

6

28

15

64

189

麻疹

 

 

 

 

3

1

 

 

4

 

流行性耳下腺炎

2

3

 

1

4

1

1

4

16

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

6

 

 

1

1

 

5

13

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

1

2

 

1

4

 

[ウイルス分離状況] 8.2(第32週) 〜 8.13(第33週) 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

2

8

 

 

2

7

 

1

4

仙台市内で、8月に入っても引き続きRSVが分離されています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)