宮城県感染症発生動向調査情報(第 35 週)

宮城県【 平成16 年 9 月 1 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.8.23 〜 8.29 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類・2類・4類・5類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
   大崎管内 女性1名
   栗原管内 男性2名 女性2名 男児1名
   登米管内 男性2名 男児3名 女児2名
   石巻管内 女児1名
   仙台管内 男性1名 男児1名 女児1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[腸管出血性大腸菌感染症]
 今週17件の報告があり、引き続き多発している。十分な注意が必要。

[ヘルパンギーナ]
 34週は減少したものの、今週再び増加した。栗原・石巻管内では警報発令中。もうしばらく注意が必要。

[咽頭結膜熱]
 3週連続して減少したが、大崎・登米・仙台管内では警報発令中。もうしばらく注意が必要。

[手足口病]
 大崎管内で急増し、警報が発令された。今後の動向に注意。


【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 塩釜(岩沼支所)管内 24週 RSウイルス 1件
           26週 コクサッキーA2型 2件
              単純ヘルペス1型  2件
 石巻管内      28週 コクサッキーA2型 1件
              コクサッキーB1型 1件
        31週 アデノウイルス3型 1件

咽頭結膜熱

2

 

5

 

4

 

1

3

15

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

12

2

 

3

3

 

11

33

感染性胃腸炎

6

12

4

6

7

11

8

70

124

水痘

 

 

4

 

3

2

1

5

15

手足口病

 

3

26

 

2

 

 

4

35

伝染性紅斑

3

7

3

3

1

3

 

12

32

突発性発疹

 

12

7

 

4

4

10

19

56

百日咳

1

 

 

 

 

1

 

 

2

 

風疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

3

18

19

11

10

12

8

33

114

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

1

1

1

10

4

3

8

30

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

5

6

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

5

 

 

1

 

 

5

12

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

[ウイルス分離状況] 8.16(第34週) 〜 8.27(第35週) 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

8

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルスは多賀城市で流行しています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)