宮城県感染症発生動向調査情報(第 32 週)

宮城県【 平成16 年 8 月 11 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.8.2 〜 8.8 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類・2類・4類・5類感染症:報告なし  
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
  栗原管内 男児1名 女児1名
  仙台管内 男性1名 女性2名 男児11名 女児4名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[腸管出血性大腸菌感染症]仙台管内からの報告の一部は、保育所でのO26集団感染事例の14名が含まれている。第30週の報告数13件は、全国の中でも特に多く、十分な注意が必要。
 保育所などでは、人から人への感染を防ぐために、普段から手洗い(特にオムツ交換時)、園児への排便後・食事前の手洗い指導を徹底することが重要である。さらに、夏季には簡易プールなどの衛生管理にも注意を払う必要がある(IDWR第30週より引用)。

[ヘルパンギーナ]第23週から31週まで増加し続けたが、32週は減少した。しかし仙台・気仙沼管内を除き増加しており、特に栗原管内では新たに警報が発令された。十分な注意が必要。

[咽頭結膜熱]2週連続して減少したが、大崎・登米・仙台管内で警報発令中。もうしばらく注意が必要。

[流行性耳下腺炎]登米管内で警報発令中。今後の動向に注意。

【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 検出なし

咽頭結膜熱

2

2

20

 

13

 

 

8

45

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

8

1

 

3

1

 

27

40

感染性胃腸炎

4

23

 

8

11

7

10

103

166

水痘

3

8

2

1

4

6

9

17

50

手足口病

 

2

12

4

3

 

1

3

25

伝染性紅斑

1

13

 

2

 

4

 

14

34

突発性発疹

2

6

9

 

3

9

6

29

64

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

3

56

10

19

5

34

9

136

272

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

6

 

3

10

8

4

15

46

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

4

1

 

1

 

 

4

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

9

9

 

[ウイルス分離状況] 7.26(第31週) 〜 8.6(第32週) 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

3

 

 

2

1