宮城県感染症発生動向調査情報(第 28 週)

宮城県【 平成16 年 7 月 14 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.7.5 〜 7.11 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類・2類・5類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
            大崎管内  女児1名
            仙南管内  女児1名
            仙台管内  男児1名
4類感染症:マラリア  栗原管内  男性1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[咽頭結膜熱]大崎・栗原両管内で警報発令中、仙台管内も急増し、石巻管内では今年初めて報告された。十分な注意が必要。
[ヘルパンギーナ]塩釜・仙台両管内で急増した。今後の動向に注意。
[流行性耳下腺炎]登米管内で警報発令中、仙台管内でも増加した。今後の動向に注意。
[伝染性紅斑]塩釜・仙台両管内で倍増した。今後の動向に注意。
[腸管出血性大腸菌感染症]全国の第26週までの累積報告数は857例で、血清型別にみると、O157 547例(64%)、O26 189例(22%)の順に多く、保育所などに関連した(特にO26を原因とした)集団発生 の報告が散見されている。県内でも3件の報告(第28週)があり、十分な注意が必要。

【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜 
・24週、塩釜管内の感染性胃腸炎患者よりアストロウイルス1件を検出。また、週報(第27週)に掲載した大崎管内の咽頭結膜熱患者より分離したアデノウイルスは、8件すべて3型であった。

咽頭結膜熱

 

5

16

3

2

2

 

24

52

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

27

4

1

1

9

2

36

82

感染性胃腸炎

5

41

2

14

17

17

14

157

267

水痘

2

11

5

2

9

8

7

41

85

手足口病

 

1

 

 

 

 

 

3

4

 

伝染性紅斑

9

16

2

2

 

1

 

40

70

突発性発疹

4

9

3

2

5

14

7

34

78

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

23

9

 

2

23

10

71

138

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

9

1

 

19

1

4

20

54

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

7

 

 

1

1

 

3

12

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

2

 

 

1

 

 

7

10

 

[ウイルス分離状況] 6.28 〜 7.9 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

3

 

 

 

2

1

1

2