宮城県感染症発生動向調査情報(第 31 週)

宮城県【 平成16 年 8 月 4 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.7.26 〜 8.1 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類・2類・4類・5類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
   仙南管内 女性1名 男児2名 女児2名
       栗原管内 女性1名

  
−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[腸管出血性大腸菌感染症] 仙南管内28週より14名報告されている。そのうち、29週に報告されたO26事例の関連調査から12名報告されている。十分な注意が必要。
[ヘルパンギーナ] 8週連続して増加し、石巻・仙台両管内では警報発令中。十分な注意が必要。
[咽頭結膜熱] 大崎・登米・石巻・仙台管内で警報発令中。注意が必要。
[手足口病] 依然として大崎管内で報告が多い。今後の動向に注意。
[水痘] 減少期に入ったが、気仙沼管内で注意報が発令された。今後の動向に注意。


【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
ヘルパンギーナ患者よりコクサッキーウイルスを検出
  石巻管内 27週 B4型 2件
       28週 B1型 1件
       29週 A4型 1件
  塩釜管内 24週 A4型 1件
  (岩沼) 25週 A4型 1件  B1型 1件
       28週 A4型 3件

咽頭結膜熱

1

3

29

 

7

2

 

22

64

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

21

9

 

3

2

1

22

58

感染性胃腸炎

8

26

2

11

10

9

13

129

208

水痘

4

15

8

3

4

5

13

26

78

手足口病

1

 

14

1

 

 

1

8

25

伝染性紅斑

3

16

 

1

 

 

 

13

33

突発性発疹

4

9

10

4

1

13

6

28

75

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

47

9

15

3

27

13

176

290

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

 

1

3

7

1

4

13

29

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

3

 

1

4

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

1

 

 

1

 

 

8

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

1

 

 

7

9

 

[ウイルス分離状況] 7.20(第30週) 〜 7.30(第31週) 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

4

 

 

 

4

3

 

 

 

Adenoのお子さんは浸出性扁桃炎があり39〜40℃の高熱が3〜5日間続いています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)