宮城県感染症発生動向調査情報(第 30 週)

宮城県【 平成16 年 7 月 28 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.7.19 〜 7.25 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
1類・4類・5類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢 塩釜管内 男性1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
 仙南管内  男児4名  塩釜管内 男性1名 女性1名
 栗原管内  女児1名  登米管内 男児2名
 気仙沼管内 男性1名 女性1名 男児1名
 仙台管内  女性1名

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[腸管出血性大腸菌感染症]全国の第28週までの累積報告数は1,128例で、過去3年間(2001年1,619例、2002年1,254例、2003年843例)と比較すると2003年より多い程度である。10才未満が418例(37.1%)を占めている。宮城県では、第29週は7件、今週は13件の報告があり、2003年と比較してかなり多くなっている。十分な注意が必要。
[ヘルパンギーナ]7週連続して増加し、特に石巻・仙台管内では警報が発令された。注意が必要。
[咽頭結膜熱]大崎・登米・仙台管内で警報発令中、石巻管内でも警報が発令された。十分な注意が必要。
[手足口病]全国の定点当たり報告数は 第20週から緩やかに増加している。県内では今週大崎管内で急増した。今後の動向に注意。

【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 塩釜(岩沼)管内のヘルパンギーナ患者よりコクサッキーA4型11件検出(25,26週)
〜仙台医療センターウイルスセンター検査〜
         28週採取分   29週採取分
 パラインフルエンザウイルス    1件     0件
 RSウイルス         1件     1件
 アデノウイルス        2件     3件
 エンテロウイルス        2件     1件
 単純ヘルペスウイルス     1件     1件
 サイトメガロウイルス      1件     0件

咽頭結膜熱

2

8

27

 

5

6

 

23

71

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

23

5

 

1

5

 

21

57

感染性胃腸炎

6

21

4

2

18

12

16

123

202

水痘

4

6

6

1

3

10

5

25

60

手足口病

 

3

13

 

1

 

1

2

20

 

伝染性紅斑

7

9

 

 

 

5

 

21

42

突発性発疹

1

9

7

2

2

14

4

23

62

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

ヘルパンギーナ

2

37

12

9

4

44

11

163

282

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

3

 

2

17

2

 

10

35

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

2

 

 

 

1

 

1

4

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

7

1

 

1

 

 

1

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

2

 

 

 

2

 

6

10

 

[ウイルス分離状況] 7.12 〜 7.23 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

1

 

 

3

1

 

1