宮城県感染症発生動向調査情報(第 24 週)

宮城県【 平成16 年 6 月 16 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.6.7 〜 6.13 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

−全数報告疾病−
1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
            仙南管内 男性1名
            栗原管内 男児1名
5類感染症:破傷風   仙台管内 女性1名



−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[腸管出血性大腸菌]
第22週には全国で97件の報告があった。県内においても2件(O26とO157)が確認されている。発生時期をむかえて注意が必要。
[水痘]
大崎管内では警報が、登米管内では注意報が引き続き発令中。注意が必要。
[風疹]
第9週頃より仙台・仙南両管内で継続して報告されている。全国でも地域的流行があり、今後の動向に注意。
[ヘルパンギーナ]
全国でも増加傾向にあり、石巻管内で急増した。例年第30週前後をピークに流行している。今後の動向に注意。
[マイコプラズマ肺炎]
 依然として塩釜・仙台両管内からの報告が多い。今後の動向に注意。
[流行性耳下腺炎]
登米管内の20週以降警報発令中に加え、栗原・気仙沼両管内でも増加。今後の動向に注意。



【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜
・塩釜管内、24週の感染性胃腸炎患者より ノロウイルスGU型、1件を検出。 

咽頭結膜熱

 

6

20

2

 

 

 

1

29

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

6

44

7

2

12

5

2

76

154

感染性胃腸炎

14

42

12

8

10

23

18

200

327

水痘

6

23

36

4

14

14

4

69

170

手足口病

1

 

1

 

1

 

 

2

5

 

伝染性紅斑

3

4

 

1

 

7

 

16

31

突発性発疹

 

10

5

 

2

6

4

29

56

百日咳

 

 

 

1

 

 

 

 

1

 

風疹

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

ヘルパンギーナ

 

5

 

 

 

13

 

2

20

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性耳下腺炎

1

2

 

4

11

 

6

25

49

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルス感染症

 

6

 

 

 

 

 

 

6

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

23

1

 

2

 

 

11

37

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

6

6

 

[ウイルス分離状況] 6.7 〜 6.11 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

5

1

 

 

1

1

 

1

1

※今週より「急性脳炎(日本脳炎を除く)」の項目が「RSウイルス感染症」に変わりましたので、お知らせいたします。