宮城県感染症発生動向調査情報(第 22 週)

宮城県【 平成16 年 6 月 2 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.5.24 〜 5.30 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

3

 

 

 

3

 

−全数報告疾病−
1類・4類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢 塩釜管内 男性1名
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症 登米管内 女児1名
5類感染症:後天性免疫不全症候群 仙台管内 男性1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[水痘]大崎管内では警報が発令中、登米管内では注意報が発令された。流行期に入り注意が必要。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]依然として例年と比較し報告数が多く、特に塩釜・登米両管内では警報が発令中。今後も引続き注意が必要。

[伝染性紅斑]仙南管内では警報が発令中、栗原管内では警報が発令された。注意が必要。

[咽頭結膜熱]大崎管内では警報が発令中、栗原管内では新たに警報が発令された。今後の動向に注意。

[マイコプラズマ肺炎]塩釜管内からの報告が多い。今後の動向に注意。

[腸管出血性大腸菌感染症]腸管出血性大腸菌O26が今年初めて登米管内で検出された。O26は第17、18週に秋田県においても家族内発生事例より3件報告されており、発生時期をむかえて注意が必要。


【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜
 塩釜管内、22週の溶連菌感染症患者より、
  A群溶血性レンサ球菌1件、
  G群溶血性レンサ球菌1件を検出。

咽頭結膜熱

1

3

12

3

 

 

 

7

26

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

30

12

5

12

12

1

80

156

感染性胃腸炎

5

53

14

9

12

32

21

233

379

水痘

7

18

48

2

15

18

2

73

183

手足口病

3

 

1

 

 

 

 

 

4

 

伝染性紅斑

8

10

5

6

 

4

 

36

69

突発性発疹

3

8

10

3

4

10

5

20

63

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

ヘルパンギーナ

1

8

 

 

1

 

 

 

10

 

麻疹

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

3

2

 

 

8

2

2

19

36

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

1

2

 

RSウイルス感染症

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

20

 

 

 

 

 

2

22

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

10

10

 

[ウイルス分離状況] 5.24 〜 5.28 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

5

3

1

 

 

3

 

4