宮城県感染症発生動向調査情報(第 20 週)

宮城県【 平成16 年 5 月 19 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.5.10 〜 5.16 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

−全数報告疾病− 1類・2類・3類感染症:報告なし
4類感染症:ツツガムシ病 大崎管内 男性1名
5類感染症:梅毒 仙南管内 女性1名
         仙台管内 男性1名
      後天性免疫不全症候群 仙台管内 男性1名

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[咽頭結膜熱]全国では過去5年間の同時期に比較してかなり多く、大崎管内では警報が発令された。今後の動向に注意。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]依然として例年と比較し報告数が多く、特に塩釜管内では警報が発令中。今後も引続き注意が必要。
[水痘]大崎管内で警報が発令された。流行期に向い十分な注意が必要。
[手足口病]登米管内で報告数が多く、注意が必要。
[流行性耳下腺炎]登米管内で警報が発令された。今後の動向に注意。

【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜
 塩釜管内の溶連菌感染症患者よりA群溶血性レンサ球菌7件を検出
  ・18週 1件  ・19週 5件  ・20週 1件

<<STD 発生動向調査情報(月報) 4月>>
 宮城県【平成16年 5月17日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         35  41
性器ヘルペスウイルス感染症       2  12
尖形コンジローム           13   7
淋菌感染症              31   4
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  30  16
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     27   7
薬剤耐性緑膿菌感染症          1   3

咽頭結膜熱

 

1

5

2

 

 

 

4

12

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

55

16

4

5

10

 

91

185

感染性胃腸炎

21

71

26

16

18

41

19

263

475

水痘

3

26

45

4

7

13

2

79

179

手足口病

 

 

2

 

6

 

 

 

8

 

伝染性紅斑

4

6

3

3

3

8

 

24

51

突発性発疹

2

13

7

1

3

5

6

14

51

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

1

 

 

 

1

 

 

1

3

 

ヘルパンギーナ

 

1

1

 

 

1

 

1

4

 

麻疹

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

 

4

4

 

19

2

 

12

41

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

3

 

 

 

1

 

1

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

8

1

 

 

 

 

6

15

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

2

 

 

1

 

 

9

12

 

[ウイルス分離状況] 5.10 〜 5.14 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

 

 

 

 

2

 

 

 

1

5月に入っても時折インフルエンザB型がみられます。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)