宮城県感染症発生動向調査情報(第 50 週)

宮城県【 平成16 年 12 月 15 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.12.6 〜 12.12 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

1

 

186

1

13

201

−全数報告疾病−
1類・3類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢
       大崎管内 男性1名 仙台管内 女性1名
4類感染症:レジオネラ症     仙南管内 男性1名
5類感染症:アメーバ赤痢     仙台管内 女性1名




−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]
 仙台医療センターの49週、50週の検体からインフルエンザウイルスH3:1件、H1:2件、解析中1件分離された。48週から報告数が増加している石巻管内では、注意報が発令された。注意が必要。

[感染性胃腸炎]
 県内全体で報告数が増加傾向。今後の動向に注意。

[水痘]
 先週に引き続き気仙沼管内で警報発令中。石巻管内で再び注意報が発令された。今後の動向に注意が必要。




【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 胃腸炎患者よりロタウイルス2件を検出。
    仙南管内 50週採取分 1件
    塩釜管内 50週採取分 1件

咽頭結膜熱

1

2

 

2

1

 

 

4

10

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

17

8

2

2

9

 

72

124

感染性胃腸炎

10

86

10

30

22

24

14

283

471

水痘

4

36

5

9

6

36

15

86

197

手足口病

1

19

4

10

1

20

 

19

74

伝染性紅斑

 

11

4

1

1

1

 

16

34

突発性発疹

1

8

2

 

1

7

1

23

43

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

2

 

 

 

1

 

2

5

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

4

 

 

5

4

 

8

23

急性出血性結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

1

2

 

RSウイルス感染症

3

2

 

3

1

 

 

12

21

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

7

3

1

 

1

 

10

27

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

[ウイルス分離状況] 11.29(第49週) 〜 12.10(第50週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

10

 

 

1

 

 

 

 

宮城野区東部の兄(小2)妹(幼稚園)からインフルエンザAH1N1(ソ連型)が検出されました。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)