宮城県感染症発生動向調査情報(第 48 週)

宮城県【 平成16 年 12 月 1 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.11.22 〜 11.28 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

2

 

 

 

59

 

3

64

−全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
         塩釜管内 女性2名
4類感染症:報告なし
5類感染症:報告なし

−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[インフルエンザ] 石巻管内で急増した。同管内から採取した検体よりインフルエンザウイルスAH1型を検出した。今後の動向に注意。

[水痘] 気仙沼管内では注意報が発令中。石巻管内では先週と比較して報告数が4倍になり、注意報が発令された。注意が必要。

[手足口病] 塩釜・石巻・栗原管内からの報告が多い。今しばらく注意が必要。

[RSウイルス感染症] 仙台管内からの報告が多い。第46、47週採取検体からRSウイルスがそれぞれ11、17件
分離された。注意が必要。

【病原体情報】〜宮城県保健環境センタ−検査〜

インフルエンザウイルスAH1(Aソ連)型3件を検出。
  石巻管内 48週
ロタウイルス2件を検出。
  塩釜管内 46週、48週 各1件

咽頭結膜熱

 

4

 

1

1

 

 

7

13

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

24

6

 

4

8

1

36

80

感染性胃腸炎

11

32

1

16

14

14

7

117

212

水痘

3

35

2

5

4

39

12

76

176

手足口病

 

34

8

10

3

20

 

30

105

伝染性紅斑

1

13

5

 

 

2

 

8

29

突発性発疹

4

2

4

3

2

7

 

24

46

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

4

1

 

 

2

 

14

21

 

麻疹

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

流行性耳下腺炎

1

4

 

 

4

 

 

9

18

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

RSウイルス感染症

 

2

2

 

2

 

 

15

21

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

6

1

5

 

 

 

7

23

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

[ウイルス分離状況] 11.15(第47週) 〜 11.26(第48週) 独立行政法人国立病院機構 仙台医療センター 臨床研究部 ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

17

 

 

 

1

 

 

 

RSウイルスによる細気管支炎の流行が続いています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)