宮城県感染症発生動向調査情報(第 43 週)

宮城県【 平成16 年 10 月 27 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.10.18 〜 10.24 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

−全数報告疾病−
1・2類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
              塩釜管内 女性1名
4類感染症:レジオネラ症  仙台管内 男性1名
5類感染症:梅毒      仙台管内 男性1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[腸管出血性大腸菌感染症]全国の第41週の報告数は76例で、そのうち宮城県の報告(9件)が最も多かった。今週の報告数は1件だが、もうしばらく注意が必要。
[水痘]仙台管内で急増した。県全体でも増加傾向にあり、今後の動向に注意。
[手足口病]大崎管内では警報発令中。注意が必要。
[RSウイルス感染症]仙台管内では第38週から継続して報告されている。第42週にはRSウイルスが8件分離された。今後の動向に注意。


【病原体情報】〜宮城県保健環境センター検査〜
 検出なし


[急性脳炎]
 最近、新潟・山形・秋田県において、急性脳症を疑う事例が報告されている。これらの例では、発症者は腎機能低下の状態にあり、スギヒラタケを食べているとされている。これまで、スギヒラタケによる健康被害は報告されていないが、腎機能が低下している方は摂食を控えたほうがよい。
 尚、急性脳症(ウエストナイル脳炎及び日本脳炎を除く)は感染症法の5類感染症(全数報告)となっており、感染者(疑義が払拭できない者を含む)を診察した場合は、届出が必要となる。
http://www.pref.miyagi.jp/kentai/nousho.htm

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

15

4

3

3

4

 

41

70

感染性胃腸炎

8

29

 

11

9

13

5

91

166

水痘

1

16

3

1

4

7

2

37

71

手足口病

 

43

12

8

1

12

 

24

100

伝染性紅斑

 

7

3

1

 

1

 

2

14

 

突発性発疹

3

4

4

1

1

6

2

22

43

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

5

 

9

5

1

6

26

52

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

1

7

 

 

3

 

 

16

27

急性出血性結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

1

2

 

流行性角結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

RSウイルス感染症

 

1

 

 

 

 

 

5

6

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

11

1

 

 

 

1

11

26

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 10.12(第42週) 〜 10.22(第43週) 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

9