宮城県感染症発生動向調査情報(第 4 週)

宮城県【 平成16 年 1 月 28 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.1.19 〜 1.25 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

295

709

398

194

421

492

246

1879

4634

−全数報告疾病−
1類・3類・4類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢 仙台管内女性1名
5類感染症:RSウイルス 仙台管内 男児1名 女児1名
             塩釜管内 男児1名 女児1名


−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]県内全域で警報が発令され、1999年以来の定点あたりの報告数となっている。またA香港型による集団発生も確認されている。今後も十分な注意が必要。

[感染性胃腸炎]気仙沼、登米管内で警報発令中。引き続き十分な注意が必要。

[水痘]石巻管内で引き続き警報が、塩釜管内は注意報が発令中。今後も注意が必要。

[流行性耳下腺炎]登米管内で注意報発令中。注意が必要。

【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜
 感染性胃腸炎患者よりノロウイルス(GU型)6件を検出。
 塩釜保健所管内、第1週、2件
         第2週、2件
         第3週、1件
 塩釜保健所(岩沼支所)管内、第4週、1件

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

27

4

1

4

8

 

91

135

感染性胃腸炎

35

113

21

50

63

62

69

281

694

水痘

7

43

15

6

7

33

6

69

186

手足口病

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

伝染性紅斑

1

9

4

4

2

5

 

21

46

突発性発疹

2

4

4

2

1

5

4

12

34

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

5

1

1

2

10

1

2

10

32

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

2

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

6

 

 

 

 

 

3

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

[ウイルス分離状況] 1.19 〜 1.23 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

83

 

 

 

 

5

 

 

1

 

インフルエンザA香港型が流行中ですが、Adenoも散見されます。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)