宮城県感染症発生動向調査情報(第 3 週)

宮城県【 平成16 年 1 月 21 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2004.1.12 〜 1.18 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

110

272

98

43

132

203

75

721

1654

−全数報告疾病−  1・2・3類感染症:報告なし
4類感染症:レジオネラ 仙台管内 男性1名
5類感染症:RSウイルス 仙台管内 女児1名

 −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[インフルエンザ]栗原管内を除き、6管内で注意報が発令され、ほぼ全県に拡大した。今後も十分な注意が必要。
[感染性胃腸炎]気仙沼、登米、石巻管内で警報発令中。引き続き十分な注意が必要。
[水痘]石巻管内は引き続き警報が、大崎、気仙沼管内は注意報が発令中。今後も注意が必要。
[咽頭結膜熱]栗原管内の報告数は減少したもののいまだに警報発令中。
[流行性耳下腺炎]登米管内で注意報発令中。注意が必要。
【病原体情報】 〜宮城県保健環境センター検査〜
・手足口病患者よりエンテロウイルス71型(第50週 登米管内 1件)とコクサッキーウイルスA群16型(第51週 栗原管内 1件)を検出。
・第2週の塩釜保健所管内におけるインフルエンザ患者よりA香港(H3型)型5件(うち岩沼支所管内は3件)、急性胃腸炎患者よりノロウイルス(G2)2件を検出。

<<STD 発生動向調査情報(月報)12月>>
 宮城県【平成16年 1月15日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         37  41
性器ヘルペスウイルス感染症      10  16
尖形コンジローム           13  10
淋菌感染症              20   5
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  23  17
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     19   8
薬剤耐性緑膿菌感染症          2   3

咽頭結膜熱

 

 

 

2

 

 

 

4

6

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

23

3

4

4

5

 

53

92

感染性胃腸炎

50

108

22

22

64

73

71

252

662

水痘

14

29

27

7

5

41

12

57

192

手足口病

 

2

 

 

 

 

 

3

5

 

伝染性紅斑

3

6

1

2

1

5

 

15

33

突発性発疹

5

9

4

 

1

8

4

23

54

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

8

 

 

1

9

1

1

10

30

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

3

 

 

 

 

 

1

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

9

 

 

 

2

 

8

23

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

[ウイルス分離状況] 1.13 〜 1.16 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

24

1

3

 

 

5

2

 

 

 

インフルエンザA香港型が流行中です。今後の流行拡大にご注意下さい。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)