宮城県感染症発生動向調査情報(第 36 週)

宮城県【 平成15 年 9 月 10 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.9.1 〜 9.7 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全数報告疾病
1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
      登米地区 女性1名:男性2名


  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[手足口病]
 気仙沼地区は第31週から引き続き流行発生警報が継続し、県内全域では第35週より増加している。過去にこの時期に増加した年もあり、今後の動向に注意が必要。
[感染性胃腸炎]
 例年、第40週をすぎた頃から増え始め第50週前後でピークに達する。今後の動向に注意。
[ヘルパンギーナ]
 県内全域で減少傾向にあるが、気仙沼地区ではいまだに流行発生警報継続中[6.0(2.0)]。
[突発性発疹]
 年間を通じて週の報告数の増減は激しい疾患であるが、石巻、塩釜地区では4週連続して増加傾向にあり、今後の動向に注意。


【病原体情報】
〜宮城県保健環境センター検査〜
 第29週及び33週の塩釜保健所管内(亘理)における手足口病患者よりエンテロウイルス71型4件検出。
 第30週の塩釜保健所管内(亘理)における咽頭結膜熱患者よりアデノウイルス2型1件と未同定株1件検出。
〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
 ・麻疹ウイルス3件
 ・アデノウイルス1件
 ・エンテロウイルス2件
 ・ライノウイルス1件

咽頭結膜熱

 

2

 

4

2

 

 

1

9

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

9

1

2

2

1

 

5

21

感染性胃腸炎

9

32

 

6

12

6

3

77

145

水痘

2

7

 

19

 

1

1

10

40

手足口病

14

17

8

2

5

22

9

74

151

伝染性紅斑

3

7

3

1

 

11

 

5

30

突発性発疹

4

14

7

4

4

10

3

24

70

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

1

 

 

1

 

 

 

 

2

 

ヘルパンギーナ

13

2

4

5

1

12

14

31

82

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

1

1

2

2

1

 

4

13

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

1

7

 

 

 

 

1

4

13

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

2

 

 

 

 

 

8

10

 

[ウイルス分離状況] 9.1 〜 9.5 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

3

1

2

1