宮城県感染症発生動向調査情報(第 33 週)

宮城県【 平成15 年 8 月 20 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.8.11 〜 8.17 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全数報告疾病
1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
石巻地区:女性1名 大崎地区:女性1名 登米地区:男性1名

  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[ヘルパンギーナ]定点当たり報告数は石巻地区を除き減少している。しかし登米地区を除き基準値を超えており、今後の動向に注意。
[手足口病]気仙沼地区では、いまだに高い値を示しており注意が必要。
[伝染性紅斑]県内の他の地区と比べ石巻地区が高い値を示している。注意が必要。
[マイコプラズマ肺炎]塩釜地区のマイコプラズマ肺炎(小児を含む)は1定点からの報告。

【病原体情報】〜保健環境センター検査〜
 第27週及び28週の塩釜保健所管内(亘理町)における手足口病患者より、コクサッキーウイルスA10型5件検出。
〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
 ・パラインフルエンザウイルス1件
 ・RSウイルス3件  ・麻疹ウイルス1件
 ・アデノウイルス1件 ・単純ヘルペスウイルス2件
 ・サイトメガロウイルス1件

◎32週発生動向調査の訂正
 石巻:ヘルパンギーナ→53(8.83)
    麻疹→0
 大崎:手足口病→11(2.20)
    伝染性紅斑→1(0.20)
    突発性発心→4(0.80)
    ヘルパンギーナ→26(5.20)
    麻疹→3(0.60)

咽頭結膜熱

 

1

1

 

 

 

 

2

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

3

 

2

1

 

 

3

9

 

感染性胃腸炎

11

15

 

17

12

8

5

36

104

水痘

6

12

1

12

4

11

3

10

59

手足口病

9

5

10

4

6

9

17

15

75

伝染性紅斑

1

1

1

 

 

14

 

2

19

突発性発疹

5

3

5

1

1

4

1

9

29

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

14

17

14

16

2

74

50

36

223

麻疹

 

1

1

 

1

 

 

 

3

 

流行性耳下腺炎

1

4

1

5

8

1

1

7

28

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

 

8

 

 

 

1

 

1

10

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

川崎病

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

[ウイルス分離状況] 8.11 〜 8.15 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

3

 

1

1

 

 

2

1