宮城県感染症発生動向調査情報(第 27 週)

宮城県【 平成15 年 7 月 9 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.6.30 〜 7.6 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全数報告疾病
1類・2類・4類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
   登米地区女性 仙台地区男児

  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[ヘルパンギーナ]
 流行期のピークに向け(例年は第30週前後)、県全体で増加。特に仙台地区、塩釜地区で急増。今後も注意が必要。
[手足口病]
 大崎、塩釜、石巻、仙南地区と大半の地区で増加しており、今後の動向に注意。
[伝染性紅斑]
 特に石巻、塩釜地区で増加傾向にあり、今後の動向に注意。
[麻疹]
 大崎地区は第23週から緩やかに減少していたが、今週は報告数が増加した。今後の動向に注意が必要。

【病原体情報】
〜保健環境センター〜
・第26週の塩釜保健所管内(多賀城)のA群溶血性連鎖球菌咽頭炎患者より、A連菌4件(T3型1件、T12型2件、T28型1件)検出。
・第26週の塩釜保健所管内(亘理町)のヘルパンギーナ患者よりコクサッキーウイルスA10型(CA10)3件検出。

〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
 ・パラインフルエンザウイルス6件
 ・サイトメガロウイルス1件
 ・アデノウイルス7件
分離

咽頭結膜熱

 

5

 

 

1

 

 

4

10

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

19

1

5

10

4

 

29

68

感染性胃腸炎

13

31

4

14

5

24

16

129

236

水痘

4

11

9

8

4

9

6

30

81

手足口病

11

27

23

 

8

23

1

43

136

伝染性紅斑

2

9

6

 

1

28

1

8

55

突発性発疹

4

7

6

3

4

6

7

23

60

百日咳

 

 

 

 

 

2

 

1

3

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

14

201

39

32

12

41

7

241

587

麻疹

 

4

10

 

2

3

 

1

20

 

流行性耳下腺炎

3

5

1

4

6

2

3

23

47

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

2

 

 

 

1

 

2

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

6

 

 

 

1

1

4

14

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

4

5

 

[ウイルス分離状況] 6.30 〜 7.4 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

6

 

 

 

7

 

 

 

1