宮城県感染症発生動向調査情報(第 22 週)

宮城県【 平成15 年 6 月 5 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.5.26 〜 6.1 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全数報告疾病
1類・2類感染症:報告なし
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症
   (仙南地区:男性1名、女性1名)
4類感染症:ツツガムシ病(仙台地区:女性:66歳)


  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[麻疹]
 大崎地区の定点当たり報告数は第19週から流行発生警報の基準値(1.5)を上回っている。今週は1.6と減少したがなお注意が必要。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 登米地区の定点当たり報告数は流行発生警報の開始基準値(4.0)を大きく上回り今後の動向に注意が必要。

[マイコプラズマ肺炎]
 塩釜地区は引き続き、定点当たりと拡張疾病において報告数が高く、今後十分な注意が必要。

[手足口病・ヘルパンギーナ]
 やや増加の傾向にある。県内の過去5年分のデータから第30週前後にピークとなる。今後の動向に注意。

[訂正]
 第19週、大崎地区の麻疹の報告数および定点当たり報告数を訂正いたします。6(1.20)->11(2.20)


【病原体情報】
〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
 ・麻疹ウイルス2件検出。

咽頭結膜熱

 

8

 

1

 

 

 

2

11

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1

27

4

5

21

18

 

37

113

感染性胃腸炎

29

119

9

14

13

26

28

133

371

水痘

9

10

17

3

14

4

6

42

105

手足口病

1

13

7

 

3

7

2

10

43

伝染性紅斑

 

6

6

 

 

6

1

10

29

突発性発疹

4

10

4

1

1

4

4

20

48

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

10

1

2

 

 

4

 

11

28

麻疹

1

3

8

 

2

2

 

2

18

流行性耳下腺炎

3

13

2

9

4

 

7

35

73

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

流行性角結膜炎

 

1

1

 

 

 

 

1

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

25

 

2

2

1

 

4

37

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

1

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 5.26 〜 5.30 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

 

 

2

2

3

2

1

1