宮城県感染症発生動向調査情報(第 18 週)

宮城県【 平成15 年 5 月 8 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.4.28 〜 5.4 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

2

 

 

 

 

2

7

11

 

全数報告疾病
1類・2類・3類・4類感染症:報告なし。



  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[感染性胃腸炎]
 県内全体の定点当たり報告数は先週(6.47)よりわずかに減少しているが、大崎地区、仙台地区は増加傾向にある。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 感染症発生動向調査のデータから、報告数は冬季に増加後、春先に一時減少、初夏に再度増加するパターンを示す。本年も全国的に、この時期(第16週)増える傾向にある。県全体の報告数はやや減少したが過去5年間と比較すると高いレベルで経過している。特に今週は仙南地区で急激に増加しており注意が必要。

[マイコプラズマ肺炎]
 先週に引き続き仙南地区、塩釜地区、気仙沼地区、仙台地区で報告があった。
全国的な傾向として、報告数が依然として同時期より多く、今後の動向に注意。

【水痘】
 県全体では先週と比べ増加しており、とくに仙南地区、仙台地区での定点当たり報告数が増加している。今後の動向に注意。

咽頭結膜熱

 

2

 

 

 

 

 

 

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

11

17

1

2

5

11

1

39

87

感染性胃腸炎

22

65

25

17

13

27

19

159

347

水痘

11

10

15

 

11

7

7

38

99

手足口病

1

 

1

 

 

1

 

2

5

 

伝染性紅斑

3

9

 

 

 

3

3

8

26

 

突発性発疹

1

8

2

 

1

7

4

18

41

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

1

 

1

2

 

麻疹

 

 

 

 

3

1

 

10

14

 

流行性耳下腺炎

4

11

 

4

3

1

9

27

59

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

1

 

2

4

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

5

 

 

 

 

2

5

16

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

1

 

 

 

 

5

7

 

[ウイルス分離状況] 4.28 〜 5.2 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

 

 

 

1