宮城県感染症発生動向調査情報(第 17 週)

宮城県【 平成15 年 5 月 1 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.4.21 〜 4.27 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

3

 

 

 

 

1

2

 

6

全数報告疾病
1類・2類・3類感染症:報告なし。
4類感染症:塩釜地区でQ熱(21歳女性)が1件。
仙台地区でマラリア(32歳男性)が1件。
梅毒(30歳男性)が1件。
アメーバ赤痢(43歳男性)が1件報告されている。


  −宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[感染性胃腸炎]
 仙台地区、大崎地区の減少で県内全体の定点当たり報告数は先週(6.49)よりわずかに減少しているが、仙南地区、塩釜地区、栗原地区、登米地区、石巻地区、気仙沼地区は増加傾向にある。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 県全体の定点当たり報告数はわずかにではあるが増加傾向にある。

[麻疹]
 各地区では週毎の報告数に増減はあるが、県全体の定点当たり報告数は増加傾向にある。

[マイコプラズマ肺炎]
 塩釜地区での報告数は減少したが仙南地区、気仙沼地区で新たな報告があった。
全国的な傾向として、報告数が依然として同時期より多く、今後の動向に注意。

【病原体情報】〜国立仙台病院ウイルスセンター検査〜
・インフルエンザウイルスの検出状況4件(未解析 4件)

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

25

5

2

11

13

 

32

88

感染性胃腸炎

36

91

16

27

23

32

30

127

382

水痘

2

12

22

 

8

4

3

14

65

手足口病

 

4

2

 

 

4

 

1

11

 

伝染性紅斑

 

5

3

 

2

5

1

5

21

突発性発疹

8

8

3

5

3

7

2

15

51

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

1

 

 

1

 

1

3

 

麻疹

 

3

6

2

4

 

 

5

20

 

流行性耳下腺炎

2

12

5

5

9

 

4

18

55

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

2

 

 

 

 

 

1

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

1

 

 

 

 

2

2

7

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

3

 

 

 

 

 

2

5

 

[ウイルス分離状況] 4.21 〜 4.25 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

4

 

1

 

 

1

 

 

3