宮城県感染症発生動向調査情報(第 48 週)

宮城県【 平成15 年 12 月 3 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2003.11.24 〜 11.30 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

−全数報告疾病−
1類・2類・3類・5類感染症:報告なし
4類感染症:ジアルジア症 仙台地区 男性1名



−宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−

[感染性胃腸炎]
 栗原地区では、やや減少したが流行発生警報は継続し、県全体で急増している。特に登米・塩釜地区で新たに流行発生値※注(20、12)を超えた。引き続き十分な注意が必要。

[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 県全体ではやや減少傾向にあるが、塩釜地区で第46週から、流行発生警報発令中、注意が必要。

[水痘]
 第47週から流行発生警報値※注(7、4)を超えた栗原地区と登米地区では減少したが他の地区では増加している。注意が必要。

※注(流行発生警報開始基準値、継続基準値)

咽頭結膜熱

 

 

 

1

 

 

 

3

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

35

3

 

5

8

 

48

101

感染性胃腸炎

49

163

24

48

88

78

30

457

937

水痘

8

18

9

14

5

26

5

44

129

手足口病

1

16

 

3

2

 

 

23

45

伝染性紅斑

 

6

2

3

 

9

1

10

31

突発性発疹

4

4

6

2

3

4

4

15

42

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

1

 

3

4

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

2

1

 

1

8

 

3

24

39

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

2

 

 

1

 

 

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

4

32

1

1

2

3

 

5

48

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

1

 

 

5

6

 

[ウイルス分離状況] 11.25 〜 11.28 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

4

4

1

 

2

2

 

 

1

パラインフルエンザとRSウイルスによる感染症が流行しています。インフルエンザはまだ出ていません。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)