宮城県感染症発生動向調査情報(第 29 週)

宮城県【 平成14 年 7 月 25 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.7.15 〜 7.21 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

−今週の全数報告疾病−
1類感染症:報告なし
2類感染症:細菌性赤痢1件(仙台市内、女;28週追加分)
3類感染症:腸管出血性大腸菌感染症1件(仙台市内、男、O-26)
4類感染症:急性ウイルス性肝炎1件(塩釜管内、男、A型)
      マラリア(仙台市内、男;感染症発生動向調査開始(平成11年4月)以降2例目)

   -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-

[ヘルパンギーナ]
 1.76(27週)->4.85(28週)->5.81(今週)。急速に定点報告数増加。特に栗原管内、気仙沼管内の動向に注意。昨年は、25週から定点報告数増加。30週(11.22)をピークに減少、39週で定点報告数が1を下回った。
[手足口病]
 定点報告数の増加傾向つづく。2.71(27週)->4.53(28週)->5.37(今週)。昨年の傾向30週(1.76)をピークに年末に向けて漸減。一昨年は、30週(1.16)に1つ目のピーク、34週を底に増加46週(3.88)に2つ目のピークを形成し減少。今年の定点報告数は例年になく多い。
[感染性胃腸炎]
 26週(7.80)から減少傾向。しかし仙南、大崎地区以外の各地区の今後の動向に注目。
[流行性耳下腺炎]
 仙南、登米地区が高い。今年は年初から増加傾向がつづく特に19週から高い状況(2.36から3.95)。例年に比べ定点報告数が多い。
[水痘]
 16週(4.29〜5.5)1.29から上昇傾向つづく。

※全国的には、1.手足口病(0.76->1.73)、2.ヘルパンギー(1.32->3.26)が増加傾向にある。(21週〜25週)

咽頭結膜熱

 

2

 

1

 

 

 

1

4

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

8

1

2

7

3

2

10

37

感染性胃腸炎

14

52

4

16

21

29

17

115

268

水痘

11

20

12

5

16

35

21

54

174

手足口病

61

33

3

6

99

16

5

94

317

伝染性紅斑

1

4

7

1

 

9

1

5

28

突発性発疹

8

7

6

4

4

3

4

22

58

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

1

 

1

 

ヘルパンギーナ

6

41

6

32

9

34

45

170

343

麻疹

 

2

1

 

 

 

3

2

8

 

流行性耳下腺炎

62

27

8

7

26

14

3

80

227

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

 

 

 

1

 

 

3

7

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

[ウイルス分離状況] 7.15 〜 7.19 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

2

1

1

2

 

2

1

2