宮城県感染症発生動向調査情報(第 24 週)

宮城県【 平成14 年 6 月 20 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.6.10 〜 6.16 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

1

 

1

27

1

14

2

46

−今週の全数報告疾病−1・2・3・4類感染症:報告なし
   -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎] 定点報告数2001年第33週1.25から連続的に上昇、本年第6週18.51をピークに減少に転じた。第19週5.90を底に再び上昇傾向。今後の動向に注意。定点報告数7以上が第20週から続いている。特に仙南、大崎以外の地区に注目。
 −IDWR(第39週2001年)−  感染性胃腸炎の流行曲線は主にノーウォーク様ウイルス(SRSV)とロタウイルスの流行を反映。これら2種のウイルスによる感染性胃腸炎が圧倒的多数。1999年4月からの感染症発生動向調査によると、感染性胃腸炎の流行曲線は12月に見られる比較的シャープなピークと、1〜3月に見られるなだらかなピークとからなるが、前者はノーウォーク様ウイルス、後者はロタウイルスによるものが多いと考えられる。
[水痘]今週も引き続き県北の動向に注意。大崎管内;6.40(21週)->4.80(今週)と高止まり。登米管内は7.00(今週)は、18週、22週についで3度目。石巻管内9.00(今週)は、今年の最高値。定点報告数7以上は、特に注意を要する。全国では、定点報告数が増加傾向にある。
[流行性耳下腺炎]2.63は、例年に比較しても高い。今後の動向に十分注意を払う必要がある。
[インフルエンザ]定点報告数は減少しているが、登米、気仙沼管内が他と比較して高い。
<<STD 発生動向調査情報(月報) 5月>>
 宮城県【平成14年 6月17日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         46  44
性器ヘルペスウイルス感染症      11  19
尖形コンジローム            6   7
淋菌感染症              48   4
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  33  20
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     15  12
薬剤耐性緑膿菌感染症          1   2

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

26

3

10

22

5

 

29

99

感染性胃腸炎

13

76

13

14

15

55

36

210

432

水痘

14

10

24

2

21

54

14

49

188

手足口病

26

2

1

 

11

 

 

24

64

伝染性紅斑

4

4

14

 

2

3

 

8

35

突発性発疹

3

7

6

2

4

7

1

32

62

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

1

 

 

 

 

1

2

 

ヘルパンギーナ

1

13

2

1

2

 

6

10

35

麻疹

 

1

 

 

 

 

1

6

8

 

流行性耳下腺炎

29

9

14

13

15

13

2

60

155

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

2

 

1

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

マイコプラズマ肺炎

1

 

 

 

1

1

1

3

7

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 6.10 〜 6.14 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

27

 

1

1

 

4

 

1

 

3