宮城県感染症発生動向調査情報(第 6 週)

宮城県【 平成14 年 2 月 15 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.2.4 〜 2.10 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

70

257

42

81

69

34

6

800

1359

−全数報告疾病−
 1〜4類感染症の報告はない。
 -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[インフルエンザ]
 仙台市の5保健所及び塩釜(岩沼支所を含む)、栗原、登米管内では注意報の基準の定点当たり報告数10.0を越えており、県内全体の定点当たり報告数は先週の6.06から今週の14.01に急増中。
[感染性胃腸炎]
 先週に引き続き県内全体で患者多発。
[流行性耳下腺炎]
 依然として石巻管内では定点当たり報告数が9.00と多発。
【病原体情報】
この1週間のインフルエンザウィルス検出状況:当所(仙台市周辺でA/ソ連型0、A/香港型7、B型0件)。仙台市衛生研究所及び国立仙台病院ウィイルスセンター(仙台市内でA/ソ連3、A/香港型69、B型2件)
【お知らせ】
 ホームページが新しいアドレスでリニューアルされました。ご利用下さい。
《国立感染症研究所ホ-ムペ-ジ要約》
 −1月21日〜1月27日の第4週報−
○全国定点からのインフルエンザ報告総数は37,096で、定点当たり報告数は7.9と増加している。平成13年10月28日から平成14年1月26日までの累積欠席者数は6,602人で、流行が小さかった昨年同期のほぼ3倍となっている。
 今シーズンの分離・検出報告はA/ソ連型が251件、A/香港型が171件、B型が21件である。
《海外感染症情報》
 2週間程前、イギリス、イスラエル及びエジプトの患者からインフルエンザウィルス(H1N2)が検出された。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

18

5

4

5

9

2

51

96

感染性胃腸炎

145

181

43

58

62

96

85

422

1092

水痘

 

11

28

1

 

10

3

73

126

手足口病

 

5

1

 

 

 

 

 

6

 

伝染性紅斑

 

1

4

2

4

7

 

4

22

突発性発疹

3

10

5

1

3

8

4

20

54

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

3

 

 

 

 

 

 

3

 

ヘルパンギーナ

 

 

1

 

 

 

 

7

8

 

麻疹

 

 

 

 

 

1

 

2

3

 

流行性耳下腺炎

5

7

8

3

8

54

2

9

96

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

1

 

 

2

5

4

3

17

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

[ウイルス分離状況] 2.4 〜 2.8 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

70

1

3

 

 

6

1

 

 

1

県内全域でA型インフルエンザの流行がみられます。仙台市ではA香港型が主流です。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)