宮城県感染症発生動向調査情報(第 9 週)

宮城県【 平成14 年 3 月 8 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.2.25 〜 3.3 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

230

257

110

198

215

494

201

1058

2763

−全数報告疾病−
 1類感染症、2類感染症及び3類感染症の報告はない。4類感染症の急性ウイルス性肝炎(B型)が塩釜管内及び仙台市で各1件報告されている。
 -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[インフルエンザ]
 県内全体の定点当たり報告数は先週の26.34から今週は29.39とさらに増加中。今週新たに、石巻、登米、気仙沼及び栗原管内では警報の基準の定点当たり報告数30以上を越えた。県内全ての保健所管内で注意報発令中。
 ※塩釜管内の小学校で学年閉鎖(1校)、学級閉鎖(1校)。登米管内の小学校で学年閉鎖(1校)。仙南、塩釜、大崎、石巻管内の6小学校、2中学校で授業短縮措置。
[感染性胃腸炎]・・・・先週に引き続き県内全体で多発。
[水痘]・登米管内では定点当たり報告数3.33で多発傾向。
[伝染性紅斑]
 登米管内では定点当たり報告数2.67で、昨年から断続的に多発傾向。
[流行性耳下腺炎]・・・・石巻では依然として患者が多発。
[マイコプラズマ肺炎]
 仙南管内の基幹病院定点では患者5名、石巻管内小児科定点では3名と散発。
  <<STD 発生動向調査情報 (月報) 1月>>
 宮城県【平成14年 3月 4日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         40  43
性器ヘルペスウイルス感染症       6  12
尖形コンジローム            8   9
淋菌感染症              58   4
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  35  33
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症     12   8
薬剤耐性緑膿菌感染症          1   1

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

19

5

5

10

7

 

44

93

感染性胃腸炎

92

166

42

69

54

113

44

449

1029

水痘

3

3

10

3

10

7

3

47

86

手足口病

 

4

 

 

 

 

 

5

9

 

伝染性紅斑

 

2

1

 

8

3

3

5

22

突発性発疹

6

4

8

 

1

3

2

27

51

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

1

 

 

1

 

麻疹

 

 

 

 

 

3

 

 

3

 

流行性耳下腺炎

6

6

20

5

5

43

1

15

101

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

 

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

 

 

 

1

3

1

8

18

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

1

 

 

5

6

 

[ウイルス分離状況] 2.25 〜 3.1 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

125

 

 

 

 

1

1

 

 

1

A型インフルエンザの流行が続いていますが、3月に入ってB型も増えてきました。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)