宮城県感染症発生動向調査情報(第 46 週)

宮城県【 平成14 年 11 月 21 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2002.11.11 〜 11.17 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−今週の全数報告疾病−
1類・2類・3類感染症:報告なし
4類感染症:アメーバ赤痢1件。(仙台市内、男、渡航歴有(タイ))本年累計9件。
   -宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎]
 先週(4.68)より上昇。今後の動向に注意。
[水痘] 先週(1.83)に比べ増加。本症は増加基調に入ったと考えられる。0.46(41週)->1.92(今週)例年年末にかけて上昇。今後の動向に注意。
[流行性耳下腺炎]
 先週(1.31)に比べ減少。本年は、昨年に比べ高く推移。
昨年は、年末にかけて上昇。今後の推移に注目。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 先週(0.54)に比べ上昇。本年は例年に比べ、低く推移している。しかし、例年は30週前半を底に年末にかけて上昇。
今後の動向に注意。
   − お 知 ら せ −
 ウエストナイル熱(ウエストナイル脳炎を含む。)が本年11月1日から4類感染症全数把握疾患として発生動向調査の対象になった。
  〜病原体情報 (宮城県保健環境センター)〜
登米管内:46週採取、A群溶血性レンサ球菌(T13)

<<STD 発生動向調査情報(月報)10月>>
 宮城県【平成14年11月19日】発行
 情報収集:宮城県保健環境センター
                   (男性) (女性)
性器クラミジア感染症         38  54
性器ヘルペスウイルス感染症       8  14
尖形コンジローム           12  10
淋菌感染症              49   9
≪その他≫              (男性) (女性)
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症  27  27
ペニシリン耐性肺炎球菌感染症      8   8
薬剤耐性緑膿菌感染症          0   0

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

31

3

2

10

4

 

25

75

感染性胃腸炎

24

77

8

18

18

37

15

156

353

水痘

14

19

3

8

7

12

3

47

113

手足口病

4

2

9

 

12

10

5

17

59

伝染性紅斑

2

 

2

 

5

 

5

5

19

 

突発性発疹

 

3

9

3

6

6

5

26

58

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

5

1

6

12

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

12

3

 

4

8

2

 

48

77

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

2

2

 

 

2

 

 

6

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

2

 

 

 

4

4

1

13

24

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

[ウイルス分離状況] 11.11 〜 11.15 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

4

 

 

 

2

 

1

1

 

韓国への修学旅行帰りの高校生からインフルエンザA香港型が検出されました。今後の流行に注意が必要と思われます。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)