宮城県感染症発生動向調査情報(第 36 週)

宮城県【 平成13 年 9 月 14 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.9.3 〜 9.9 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
 1類感染症の報告はない。2類感染症の細菌性赤痢が
仙台市で1件報告されている。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が登米管内で1件及び仙台市で2件、4類感染症の急性ウイルス性肝炎が塩釜管内で1件、仙台市で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[手足口病]
 大崎管内の定点当たり報告数5.6を筆頭に、石巻管内でも4.0と多発。
[麻疹]
 石巻管内では7名とやや多発。
[流行性耳下腺炎]
 流行していた石巻管内では先週よりさらに減少。
[伝染性紅斑]
 流行していた気仙沼管内ではさらに減少。
【病原体情報】
 散発事例の腸管出血性大腸菌感染症患者から、O26(登米管内1件、仙台市1件)、O157(仙台市1件)を検出。

≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −8月20日〜8月26日の第34週報−
○大流行中のヘルパンギーナとA群コクサッキーウイルス--島根県
 島根県における今年のヘルパンギーナの患者報告は16週から始まり、25週から急増し、28週にピークとなった(6.6人/定点)。その後患者報告は徐々に減少し、32週には定点当たり報告数2.5で推移している。この間の報告数は835名、うち7月の報告数は520名であり、7月の報告は過去10年間で最高となった。これまでにヘルパンギーナ患者138検体から分離されたウイルスは12種類に及ぶが流行の中心はA群コクサッキーウイルス(CA)4型、CA8等であった。原因のウイルスの構成は地区(東部、西部、中部)により異なっているが、特にCA8はすべての地区でほぼ同時期に多数分離され、大流行の主因の一つと考えられた。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

5

5

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

2

8

1

1

 

9

1

15

37

感染性胃腸炎

4

42

 

9

15

20

6

46

142

水痘

5

1

2

1

2

4

2

14

31

手足口病

7

7

28

1

 

24

2

24

93

伝染性紅斑

4

2

3

6

5

1

4

15

40

突発性発疹

9

11

6

 

3

8

6

27

70

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

3

7

3

8

3

27

10

21

82

麻疹

 

 

 

 

 

7

 

2

9

 

流行性耳下腺炎

 

7

2

 

6

7

 

6

28

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

7

2

 

 

4

 

1

5

19

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

4

4

 

[ウイルス分離状況] 9.3 〜 9.7 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

2

 

 

 

1