宮城県感染症発生動向調査情報(第 35 週)

宮城県【 平成13 年 9 月 7 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.8.27 〜 9.2 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
 1類及び2類感染症の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が栗原及び登米管内で各1件報告されている。4類感染症のデング病が仙台市で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[手足口病]
 石巻及び大崎管内でやや多発。
[伝染性紅斑]
 第12週から多発している気仙沼管内ではやや減少傾向。
[流行性耳下腺炎]
 第26週から患者が多発している石巻管内では先週より減少。
[麻疹]
 石巻及び塩釜(岩沼支所を除く)管内で患者発生。

【病原体情報】
 栗原及び登米管内の散発事例の腸管出血性大腸菌感染症患者から、O26を検出。

≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −8月13日〜8月19日の第33週報−
 流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は、過去5年間の同時期と比較してかなり多くなっている。都道府県別では石川県4.93、福井県3.91、佐賀県3.52などの報告が多い。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は、過去5年間の同時期と比較してやや多くなっている。
○最近の全国の注目疾患〜5週間の動き
 ヘルパンギーナ、手足口病、咽頭結膜熱、流行性耳下腺炎、無菌性髄膜炎などの定点当たり報告数は、いずれも先週に比べて減少した。手足口病については、第28週をピークとしてその後5週間は毎週減少している。

咽頭結膜熱

 

 

4

 

 

 

 

3

7

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

6

1

1

1

1

 

9

19

感染性胃腸炎

10

37

4

21

11

13

5

45

146

水痘

2

 

2

 

1

4

 

14

23

手足口病

 

10

15

2

 

19

1

21

68

伝染性紅斑

3

 

 

4

7

1

8

5

28

突発性発疹

8

13

3

8

3

6

2

37

80

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

1

 

 

 

 

 

 

4

5

 

ヘルパンギーナ

12

8

3

3

3

14

6

27

76

麻疹

1

2

 

 

 

5

 

 

8

 

流行性耳下腺炎

 

4

2

3

2

10

 

6

27

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

3

 

 

 

1

 

6

10

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

5

3

1

 

4

2

 

3

18

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

7

7

 

[ウイルス分離状況] 8.27 〜 8.31 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

1