宮城県感染症発生動向調査情報(第 31 週)

宮城県【 平成13 年 8 月 10 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.7.30 〜 8.5 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

−全数報告疾病−
 1類感染症及び2類感染症の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が塩釜管内で1件、栗原管内で2件、登米管内で3件及び仙台市で2件、4類感染症のライム病が仙台市で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[ヘルパンギーナ]
 石巻及び気仙沼管内では先週に引き続き増加中。
[伝染性紅斑]
 気仙沼管内では依然として高いレベルで推移。
[手足口病]
 気仙沼及び塩釜(岩沼支所)管内の各定点当たり報告数5.6に次いで若林区、青葉区でも多発傾向。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内では依然として高いレベルで推移。
[流行性角結膜炎]
 石巻管内で定点当たり報告数4.0と多発。
[マイコプラズマ肺炎]
仙南管内で定点当たり報告数6.0と多発。

【病原体情報】
散発事例の腸管出血性大腸菌感染症から、O157(塩釜管内1件、仙台市2件)、O26(登米管内2件、栗原管内2件)、O111(登米管内1件)が検出されている。

咽頭結膜熱

 

 

1

 

 

 

 

42

43

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

 

2

 

3

 

1

12

18

感染性胃腸炎

3

39

4

11

8

22

7

50

144

水痘

8

6

7

 

4

12

8

33

78

手足口病

2

18

3

1

1

4

17

48

94

伝染性紅斑

5

8

 

 

4

3

22

18

60

突発性発疹

7

9

9

1

2

7

7

22

64

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

ヘルパンギーナ

24

41

19

26

14

129

39

164

456

麻疹

 

 

 

 

 

4

 

2

6

 

流行性耳下腺炎

 

6

6

 

3

33

 

24

72

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

4

 

1

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

8

3

 

1

1

3

 

3

19

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

1

 

 

 

 

 

 

17

18

 

[ウイルス分離状況] 7.30 〜 8.3 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

10

4

 

 

 

Adenoの流行も落ち着いてきたようです。7月にFluBが検出されました。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)