宮城県感染症発生動向調査情報(第 30 週)

宮城県【 平成13 年 8 月 3 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.7.23 〜 7.29 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

−全数報告疾病−
 1類感染症の報告はない。2類感染症の細菌性赤痢が仙台市で1件報告されている。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が塩釜・仙南・大崎管内で各1件、仙台市で2件報告されている。急性ウイルス性肝炎が仙台市で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[ヘルパンギーナ]
 先週に引き続き県内全体で患者が増加中。
[伝染性紅斑]
 気仙沼管内では第12週から高いレベルで推移。
[手足口病]
 塩釜・石巻管内及び仙台市でやや多発傾向。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内では第26週から患者多発傾向。

【病原体情報】
散発事例の腸管出血性大腸菌感染症患者から、O157(塩釜・仙南管内、仙台市各1件)、O26(大崎管内及び仙台市各1件)が検出されている。

≪国立感染症研究所ホームページより≫
 −7月9日〜7月15日の第28週報−
 流行性耳下腺炎は、最近10年間の同時期と比較して最大の定点当り報告数が続いており、都道府県別では石川県5.9、佐賀県5.0、福岡県4.5などの報告がある。咽頭結膜熱は、最近10年間の同時期と比較して最大の定点当り報告数が2000年第41週から続いており、都道府県別では滋賀県1.3、大分県、静岡県1.0などである。麻疹、ヘルパンギーナ、伝染性紅斑、突発性発疹、流行性角結膜炎などの定点当たり報告数は、最近5年間の同時期と比較してやや多くなっている。

咽頭結膜熱

2

 

 

 

 

 

 

29

31

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

2

2

 

4

6

 

13

31

感染性胃腸炎

7

46

2

3

18

18

8

62

164

水痘

3

3

8

4

2

12

7

28

67

手足口病

3

25

5

1

2

13

3

52

104

伝染性紅斑

4

3

 

1

4

2

20

14

48

突発性発疹

5

7

9

3

3

13

9

26

75

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

32

84

36

73

37

90

26

284

662

麻疹

 

 

 

 

1

1

 

1

3

 

流行性耳下腺炎

 

2

12

 

3

39

1

16

73

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

2

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

3

4

 

 

2

1

 

5

15

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

不明の発疹性疾患

1

 

 

 

1

 

 

15

17

 

[ウイルス分離状況] 7.23 〜 7.27 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

14

1

 

2