宮城県感染症発生動向調査情報(第 27 週)

宮城県【 平成13 年 7 月 12 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.7.2 〜 7.8 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

−全数報告疾病−
 1類及び2類感染症の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が仙南管内で1件、仙台市で1件報告されている。4類感染症のツツガムシ病が大崎及び栗原管内で各1件、急性ウイルス性肝炎(A型)が仙台市で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[水痘]
 気仙沼管内では定点当り報告数12.33と患者急増中。次いで石巻管内7.0と多発。
[ヘルパンギーナ]
 栗原管内の定点当り報告数15.67、太白区10.80、塩釜管内の岩沼支所10.33と患者が多発。県内全体でも増加傾向。
[伝染性紅斑]
 依然として気仙沼管内では患者多発。
[麻疹]
 石巻、登米、大崎管内及び青葉区で患者が散発。
[流行性耳下腺炎]
 先週に引き続き石巻管内で多発。
[マイコプラズマ肺炎]
 仙南管内では患者が多発。

【病原体情報】
 散発事例の腸管出血性大腸菌感染症から、O111(仙南管内)が検出。大崎及び栗原管内のツツガムシ病については血清学的に診断。大崎管内では76才の女性が山歩き中に、栗原管内の70才の女性は農作業中に感染。要注意。

【週報の詳報】
 宮城県保健環境センターのホームページをご覧下さい。
http://www.pref.miyagi.jp/hokan-cnt/

咽頭結膜熱

 

1

 

 

 

 

 

6

7

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

18

1

5

3

6

1

42

76

感染性胃腸炎

16

64

5

32

21

27

8

97

270

水痘

12

16

15

9

6

42

37

78

215

手足口病

2

10

 

 

9

1

 

49

71

伝染性紅斑

 

14

3

4

8

6

22

33

90

突発性発疹

6

12

5

5

2

5

4

22

61

百日咳

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

21

59

15

47

17

6

4

122

291

麻疹

 

 

2

 

2

4

 

3

11

 

流行性耳下腺炎

1

7

13

 

4

31

1

18

75

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

4

 

 

 

1

 

 

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

4

 

 

2

1

3

7

23

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

1

 

 

 

 

 

 

7

8

 

[ウイルス分離状況] 7.2 〜 7.6 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

 

 

 

3

 

 

 

2