宮城県感染症発生動向調査情報(第 17 週)

宮城県【 平成13 年 5 月 8 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.4.23 〜 4.29 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

11

18

24

26

 

 

42

70

191

−全数報告疾病−
1類、2類、3類及び4類感染症の報告はない。
-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[麻疹]
 大崎管内では依然として流行。
[水痘]
 依然として石巻管内では患者発生はやや高めに推移。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 登米管内で患者がやや多発。
[インフルエンザ]
 県内全体の患者発生数はさらに減少。
[感染性胃腸炎]
 先週までの患者減少は横ばい傾向。
≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −4月9日〜4月15日の第15週報−
 流行性耳下腺炎は、過去5年の同時期と比較して定点当り報告数がかなり多く、福井県で7.9、熊本県で3.7、香川県で3.6、佐賀県で3.4の報告がある。麻疹も定年の同時期と比べ定点当り報告数がかなり多く、高知県で2.6、大分県で2.4、熊本県で2.2となっている。
○麻疹の流行−−高知県衛生研究所
 高知県では2000年4月より流行が始まり、2001年4月現在、依然として高い水準で患者発生が続いている。この一年間で患者発生の報告数は、定点当り68.4人であり、全国的にも最大規模で推移している。
 高知県では咽頭ぬぐい液から44株(分離率62%)の麻疹ウイルスを分離し、国立感染症研究所麻疹室へ離株5株の遺伝子型分類を依頼した結果、そのうち4株がD5タイプであったことから、高知県の今回の流行株はD5タイプと考えられる。
 2000年5月〜12月にかけて、定点医療機関等の協力で患者438名について調査した結果、推移感染場所は保育園・学校(14%)、家庭内感染(13%)、医療機関(7%)の順であった。また、予防接種は患者の9割が受けておらず、受けた1割(20名)のうち45%(9名)が10〜34才であった。

咽頭結膜熱

1

1

1

 

 

 

 

2

5

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

17

2

7

10

4

1

24

65

感染性胃腸炎

21

98

10

39

24

48

13

157

410

水痘

10

18

11

 

4

22

7

42

114

手足口病

 

 

 

 

 

 

1

 

1

 

伝染性紅斑

2

16

1

 

 

5

12

28

64

突発性発疹

6

7

5

1

4

5

6

16

50

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

4

 

 

 

 

 

4

 

ヘルパンギーナ

 

 

 

 

 

 

1

 

1

 

麻疹

 

1

11

 

 

2

 

 

14

 

流行性耳下腺炎

1

1

2

 

1

 

 

8

13

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

1

 

 

 

 

 

1

2

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

9

2

 

 

 

 

 

2

13

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

1

1

1

 

 

 

 

2

5

 

[ウイルス分離状況] 4.23 〜 4.27 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

2

 

 

 

 

1