宮城県感染症発生動向調査情報(第 14 週)

宮城県【 平成13 年 4 月 12 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.4.2 〜 4.8 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

54

69

94

19

26

28

26

116

432

−全数報告疾病−
1類、2類及び3類感染症の報告はない。4類感染症の急性ウイルス性肝炎(B型)及び後天性免疫不全症候群が仙台市から各1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[麻疹]
大崎管内で患者が増加し始めた。石巻管内では依然として流行中。
[インフルエンザ]
 県内全体の患者発生数は先週の半数程度に減少。ただし、大崎管内の定点当り報告数はインフルエンザ警報の解除基準の10を超え、まだ解除されていない。
[感染性胃腸炎]
 先週に引き続き、県内全体の患者発生数は減少。
[流行性耳下腺炎]
塩釜(岩沼支所を除く)及び大崎管内でやや多発。

≪国立感染症研究所ホームページ≫
 −3月19日〜3月25日の第12週報−
 インフルエンザの報告数は前週より減少している(定点当り報告数8.72)。過去5年間の同時期と比較すると、インフルエンザの定点当り報告数はやや多くなっているが、これは例年よりも流行のピークが遅れていることによる。現時点でのピーク値は、流行の大きかった95年や98年と比較しても、5分の1以下となっている。流行性耳下腺炎と水痘は、過去5年の同時期と比較してかなり定点当り報告数が多くなっている。流行性耳下腺炎は福井県で定点当り報告数7.3、熊本県で5.3となっており、水痘は沖縄県で7.6、宮崎県で5.4、山口県で4.3と多くなっている。麻疹は例年の同時期と比べ定点当り報告数がかなり多く、高知県で2.6、大分県と熊本県で2.2となっている。流行性角結膜は愛媛県で定点当り報告数4.3、奈良県で3.8と多くなっている。咽頭結膜熱、手足口病はオフシーズンとしては例年になく報告数が多くなっている。

咽頭結膜熱

1

 

 

 

 

 

 

6

7

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

4

10

3

 

 

2

 

16

35

感染性胃腸炎

25

79

9

16

21

42

28

209

429

水痘

18

11

14

1

2

20

8

40

114

手足口病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

伝染性紅斑

4

9

 

1

 

9

8

45

76

突発性発疹

3

5

6

3

1

11

2

18

49

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

 

2

 

 

 

 

3

5

 

麻疹

 

2

13

1

 

18

 

 

34

流行性耳下腺炎

 

7

6

 

 

 

 

9

22

 

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

2

2

 

 

2

 

3

15

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

1

9

10

 

[ウイルス分離状況] 4.2 〜 4.6 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

41

 

 

 

 

7