宮城県感染症発生動向調査情報(第 47 週)

宮城県【 平成13 年 11 月 30 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.11.19 〜 11.25 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

−全数報告疾病−
 1類、2類及び4類感染症の報告はない。3類感染症の腸管出血性大腸菌感染症が栗原管内で1件報告されている。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会-
[感染性胃腸炎]
 県内全体で増加中。特に、塩釜(岩沼支所を含む)・登米・大崎管内及び仙台市内での増加が目立っている。
[水痘]
 先週に引き続き県内全体で増加中。塩釜(岩沼支所)管内の4.33を筆頭に、登米・石巻管内でやや多発。
[A群溶血性レンサ球菌咽頭炎]
 塩釜(岩沼支所を含む)及び栗原管内でやや多発。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内では45週から多発している。
[マイコプラズマ肺炎]
 仙南管内の基幹病院定点及び登米・気仙沼管内の小児科定点で多発している。

【 病 原 体 情 報 】
 先週の栗原管内の腸管出血性大腸菌感染症の散発事例で、家庭内感染により1名の健康保菌者からO26を検出した。

≪国立感染症研究所ホームページより≫
 −11月5日〜11月11日の第45週報−
 感染性胃腸炎、水痘の定点当たり報告数は6週連続で増加しており、今後年末のピークシーズンに向け患者数の増加が予想される。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性耳下腺炎は前週より定点当たり報告数が増加し、ここ5週では全体として増加傾向にある。基幹病院定点から報告されたマイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週間連続で増加し、昨年、一昨年に比べると定点当たり報告数の多い状態が続いている。

咽頭結膜熱

 

 

1

 

 

 

 

1

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

3

31

2

9

1

10

3

35

94

感染性胃腸炎

23

119

14

17

41

24

15

268

521

水痘

10

16

6

5

12

17

2

46

114

手足口病

 

5

6

 

 

15

1

27

54

伝染性紅斑

6

4

2

1

6

1

1

2

23

 

突発性発疹

4

5

4

 

2

13

2

24

54

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

5

1

 

1

 

1

 

8

 

麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性耳下腺炎

 

10

13

1

5

41

 

17

87

急性出血性結膜炎

 

 

1

 

 

 

 

 

1

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

2

 

1

3

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

マイコプラズマ肺炎

10

2

1

 

11

2

7

11

44

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

[ウイルス分離状況] 11.19 〜 11.22 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

2

 

1

 

1

2

 

 

1