宮城県感染症発生動向調査情報(第 41 週)

宮城県【 平成13 年 10 月 19 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.10.8 〜 10.14 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

1

 

 

2

3

 

−全数報告疾病−
 1類、2類、3類及び4類感染症の報告はない。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[マイコプラズマ肺炎]
 登米管内の小児科定点の8名及び仙南管内の基幹病院定点5名など、県内全体で多発傾向。
 
≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −9月24日〜9月30日の第39週報−
○腸管出血性大腸菌感染症流行状況
 2001年は早期から複数のO157による集団感染事例が発生した影響で、昨年、一昨年に比べ早い時期から報告件数が多くなっている。第39週の報告数は84例で、都道府県別では、兵庫県(16例)、大阪府(11例)などの報告が多かった。84例のうち有症者は52例で、重症例の報告は認められなかった。第39週時点での本年の累積報告数は3,805例であり、(昨年同期2,822)、都道府県別では千葉県(353例)、大阪府(312例)、東京都(296例)、神奈川県(254例)、兵庫県(241例)などからの報告が多い。本年度の累積報告数を年齢階級別にみると、0〜4歳が最も多く(842例)、次いで5〜9歳(530例)、10〜14歳(344例)が多くなっている。本年のVero毒素産生性大腸菌の検出総数は、O157が1,060件、O26が158件である。最近では、O157が第37週に12件、第38週に1件、O26が第36週に3件の報告があった。

咽頭結膜熱

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

10

2

7

2

4

 

27

52

感染性胃腸炎

14

41

 

15

12

25

4

58

169

水痘

3

4

5

 

1

6

2

18

39

手足口病

1

17

10

 

 

3

 

15

46

伝染性紅斑

1

2

 

 

3

5

 

6

17

 

突発性発疹

7

5

3

2

3

8

5

24

57

百日咳

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

16

3

 

 

3

3

7

32

麻疹

 

 

 

 

 

1

1

 

2

 

流行性耳下腺炎

 

3

8

5

7

6

 

8

37

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

3

 

2

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

6

3

1

 

8

4

 

9

31

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

1

 

 

2

4

 

[ウイルス分離状況] 10.9 〜 10.12 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

1

 

 

 

 

3

 

1

2

流行中のクループ症候群から、パラインフルエンザ1型が検出されています。(コメント:永井小児科医院 永井幸夫)