宮城県感染症発生動向調査情報(第 43 週)

宮城県【 平成13 年 11 月 05 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.10.22 〜 10.28 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

2

2

 

−全数報告疾病−
 1類、2類、3類及び4類感染症の報告はない。

-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[マイコプラズマ肺炎]
 先週に引き続いて登米管内の小児科定点及び仙南管内の基幹病院定点等、県内全体で多発傾向。
[流行性耳下腺炎]
 石巻管内で定点当たり報告数4.17、大崎管内3.0とやや
多発。
[感染性胃腸炎]
 県内全体でやや増加傾向。
【病原体情報】
 東北厚生年金病院小児科で10月5日採取された0歳10ヶ月の男児からインフルエンザA(H3N2)型が1例分離された(国立仙台病院ウイルスセンタ-)
≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −10月8日〜10月14日の第41週報−
 感染性胃腸炎の定点当たり報告数は、過去5年間の同時期と比べやや多くなっており、今後年末のピークに向け患者数の増加が予想される。
 流行性耳下腺炎は、第19週よりここ10年間で最大の定点当たり報告数が持続しており、報告数が多くなっているのは、石川県(5.4)、沖縄県(4.2)などである。
 流行性角結膜炎は、宮崎県で定点当たり報告数7.0と多くなっている。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は前週より増加し、ここ5年間では全体として穏やかな増加傾向を示しており、今後年末・年始のピ-クシ-ズンに向け患者数の増加が予想される。
 基幹病院定点からの報告疾患であるマイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数はわずかに減少したが、昨年、一昨年に比べると多くなっている。

咽頭結膜熱

 

 

2

 

 

 

 

3

5

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

16

3

7

2

10

1

37

76

感染性胃腸炎

17

51

3

12

10

19

6

119

237

水痘

3

2

4

 

2

5

7

29

52

手足口病

 

8

18

1

 

2

2

36

67

伝染性紅斑

3

2

 

 

4

2

2

7

20

 

突発性発疹

6

5

8

1

3

9

4

20

56

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

2

13

 

 

2

1

2

4

24

麻疹

 

 

1

 

 

1

 

 

2

 

流行性耳下腺炎

 

13

15

3

4

25

1

17

78

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

4

5

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

10

5

 

2

10

1

3

6

37

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

1

 

 

 

 

 

 

 

1

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

1

1

 

不明の発疹性疾患

 

1

 

 

 

 

 

3

4

 

[ウイルス分離状況] 10.22 〜 10.26 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

1

4

1

 

 

1

10

 

2