宮城県感染症発生動向調査情報(第 40 週)

宮城県【 平成13 年 10 月 12 日 】発行 情報収集:宮城県保健環境センター
― 2001.10.1 〜 10.7 患者発生数(定点医療機関) ―
(【傾向の凡例】◎:今後の情報に十分注意 ○:今後の情報に留意 レ:減少傾向)

疾 病

保健所

仙台市

患者数

全地区

患者数

傾向

コメント

仙南

塩釜

大崎

栗原

登米

石巻

気仙沼

インフルエンザ

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

−全数報告疾病−
 1類、2類及び3類感染症の報告はない。4類感染症の後天性免疫不全症候群が仙台市で2件報告されている。
-宮城県感染症発生動向調査情報解析部会−
[マイコプラズマ肺炎]
 仙南管内では基幹病院定点で7名、小児科定点で2名とやや患者が多発。石巻管内の小児科定点でも5名発生。
[流行性耳下腺炎]
 大崎管内では定点当たり報告数3.2とやや多発。
 
≪国立感染症研究所ホームページ要約≫
 −9月17日〜9月23日の第38週報−
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は第34週より定点当たり報告数が増加傾向にあり、第38週の定点当たり報告数過去5年間の同時期と比べやや多くなっている。今後、年末・年始のピークシーズンに向け患者の増加が予想される。

○非流行期(8月)におけるA(H3)型インフルエンザウィル スの分離例−沖縄県
 患者は20歳の男性で8月28日に発症し、翌29日に沖縄本島南部の中央保健所管内の病院を受診。40度の発熱、筋肉痛、関節痛等の症状からインフルエンザが疑われた。病院で咽頭ぬぐい液を採取し検査したところA(H3)型インフルエンザウィルスが分離された。今回冬期の流行シーズンに入る直前の検体から分離されたことから、その後の動向に注意し監視を続けているが、9月25日現在まで新たな分離例は報告されていない。
【沖縄県感染症情報センター及び微生物室】
(IASR2001年10月号掲載予定記事より抜粋、詳細は同号参照)

咽頭結膜熱

 

 

1

 

 

 

 

1

2

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

 

7

 

1

 

1

 

25

34

感染性胃腸炎

11

53

4

8

10

17

2

45

150

水痘

13

1

2

 

1

4

2

12

35

手足口病

2

11

10

 

1

2

6

29

61

伝染性紅斑

2

5

1

 

8

3

 

2

21

突発性発疹

2

15

9

1

2

8

2

21

60

百日咳

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

風疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヘルパンギーナ

 

4

7

1

 

2

10

11

35

麻疹

 

 

 

 

 

2

 

 

2

 

流行性耳下腺炎

 

5

16

2

2

10

 

12

47

急性出血性結膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流行性角結膜炎

 

 

 

 

 

1

 

1

2

 

急性脳炎(日本脳炎を除く)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

細菌性髄膜炎(真菌性を含む)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

無菌性髄膜炎

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイコプラズマ肺炎

9

2

 

1

2

5

1

4

24

 

クラミジア肺炎(オウム病除く)

2

 

 

 

 

 

 

 

2

 

成人麻疹

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

川崎病

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不明の発疹性疾患

 

 

 

 

 

 

 

3

3

 

[ウイルス分離状況] 10.1 〜 10.5 国立仙台病院ウイルスセンター提供

Flu

Para

RS

Mumps

Measles

Adeno

Entero

Rhino

HSV

CMV

 

 

 

 

 

1

2